【読書の秋】デジタル漬け回避にも。小学生におすすめの児童書を本好き親子が選びました!
皆さん、こんにちは。小学生姉妹+0歳ベビーの母で、ライターのtonです。秋も深まり、すっかり過ごしやすい気候になりましたね。こんな時期には、動画やゲームなどのデジタルデトックスも兼ねて、ゆったり親子で読書の日を作るのはいかがでしょう?普段から寝る前には各々に本を読んで過ごしているうちの娘たちも、「今日は読書の日にしよう!」と宣言して、のんびり読書ができる室内環境を整えたら、普段とは違う特別感があるようで、楽しんでいました。
と、言うわけで、小学生の「読書の秋」におすすめな児童書をいくつかピックアップしてご紹介します。読んだことがない本があれば、良ければチェックしてみてくださいね。
ともだちは海のにおい(工藤直子:理論社)
うちの長女が「一番好きな本はこれ!」と持ってきたのが、こちらです。国語の教科書に載っていた「おれはかまきり」(「のはらうた」より)でお馴染みの詩人・童話作家、工藤直子さんが書いた、童話と詩集の中間のような内容になっています。文体から漂う、ほっこり・ゆったりした空気感と、このお話の主役でもあるいるかとくじらの、味わい深い会話が心地よい一冊。
わんわん探偵団(杉山亮:偕成社)
続いてこちらは、次女がおすすめの本です。主人公がたくさんの犬と一緒に事件を解決していくストーリーで、考察して推理しながら読み解くのが楽しいお話になっています。章ごとに事件が起きて解決する短編集のようなスタイルになっているため、小2の娘でも飽きずに集中して読めるようです。大人なら、推理小説はネタがわかってしまうと面白くない!と感じる場合もありますが、子どもに関してはそうではないようで、何度も読んでいて、トリックも覚えているのに、何回でも読み返しては面白がっています。
ふしぎふしぎ200(ふしぎ新聞社:福音館書店)
こちらは私の好きな児童書の一つです。〇〇ってどうしてこうなの?と言った疑問を解決してくれるページや、クイズや一筆書きといったお楽しみページ、夢を叶えた大人たちの話など、いろんなコンテンツがぎゅっと凝縮されたエンターテイメント性の高い一冊になっています。ただおもしろいというだけではなく、学校の自分学習(自主勉強)のネタ探しにも役立つのも嬉しいポイント。
真昼のユウレイたち(岩瀬成子:偕成社)
小学生は、幽霊や怪談が好きな子も多いですよね。家の娘達も、怖いもの見たさで幽霊の本をよく図書館で借りてくるのですが、こちらは幽霊の概念をくるんと180度変えてしまうストーリーになっています。とにかくどの幽霊も、悲壮さがなく、むしろ明るい!生きている大切な誰かに寄り添う、優しい幽霊ばかりなのです。4つの短いストーリーがまとめてあり、どれも劇的な展開や都合のいいオチはありませんが、じんわり温かくなるような読んでいて、気持ちのいい一冊です。
まとめ
我が家のおすすめの児童書をご紹介してきましたが、読んでみたい!読ませてみたい!と感じたものはありましたか?個人的には、動画やアニメのように、どんどん情報が与えられてぼんやり見ていられるメディアとの「住み分け」として、読書をする時には、脳で補完する余白のある作品を読んでほしいと考えています。興味が湧く一冊を見つけて、ぜひ親子で楽しんでみてくださいね。