もちは「のどを潤してから食べて!!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
お正月といえば、やっぱり「おもち」。
日本の伝統的な食べ物として、多くの家庭でお雑煮やおしるこが楽しまれていますよね
ですが、例年もちをのどに詰まらせる事故が報告されています。特に小さいお子さんや高齢者の方が多く、楽しいはずのお正月が一転して危険な状況になることも…。
今回は、調理師免許を持つ私が「もちを食べる際に気をつけるべきポイント」や「安全に食べる方法」についてお話しします。
誰でもすぐに実践できる内容ですので、ぜひ参考にしてくださいね!
今回の目次
- のどを潤してから食べる
- 食べるときの姿勢に気をつける
- 40度以下になると固くなる
- まとめ
のどを潤してから食べる
これはタイトルにも書いてある、とても大切なポイントです。
もちの粘り気は、乾燥したのどに貼りつきやすく、詰まりの原因になります。
もちを食べる前に、少量のお水やお茶を飲んでのどを潤しておきましょう!
また、お汁粉やお雑煮を食べるときは、最初に汁をひと口飲んでから、もちを食べるように心がけると、のどが潤い、安全に楽しむことができますよ!
食べるときの姿勢に気をつける
もう1つ重要なのが、食べるときの姿勢です。
横になって食べたり、歩きながら食べたりすると、もちがのどに詰まりやすくなるため危険です。正月は何かと忙しく、気が緩みがちで姿勢に気を配れないこともありますよね。
ですが、もちを食べるときは、背筋を伸ばして座ることを意識しましょう!
正しい姿勢で食べることで、食道がまっすぐになり、もちがスムーズにのどを通りやすくなります。
特に、小さいお子さんや高齢の方には、周りの方が一声かけてあげるのも大切です。『ゆっくり食べようね』『ちゃんと座って食べよう』と促すだけで、安全性がぐっと高まります。
40度以下になると固くなる
最後に、「もちの温度」についてお話しします。
もちが冷めると、その性質上、粘り気や柔らかさが失われ、固くなりやすくなります。
特に、40度以下になると表面が硬くなり、のどを通りにくくなるため、詰まりの原因になりやすいです。
もちを美味しく、そして安全に食べるためには、作ったらすぐに、温かいうちに食べることが大切です。また、冬場は室温も低く、もちが冷えやすいので注意が必要です!
まとめ
- のどを潤してから食べることで、もちの貼りつきを防げます。
- 背筋を伸ばして座る姿勢で食べると、安全に飲み込めます。
- もちが40度以下に冷めると固くなるので、温かい状態で食べるのがオススメ!