2018年シーズンは2部から3部に降格して、X3東日本地区で戦ったハリケーンズ。X3での昨シーズンは3勝1敗で地区優勝を飾って、目標としていた1シーズンでの2部返り咲きを果たした。

　目標達成に大きな力を貸したのが、ハリケーンズ・チアリーダーズ、通称「ハリチア」だ。

　2017年にはX2最大のメンバー数を誇っていたハリチアだが、シーズン終了後に3部転落が決まると、9人のメンバーたちは悩んだ末に全員がハリチアからの卒業を発表。

　ハリチア存続の危機に直面した2018年シーズンは数年前に引退していたOGメンバー3人が現役復帰して再始動。秋シーズンには他チームで活躍していた新メンバーも加わり、人数は少なかったが、気持ちだけは負けない応援でX2復帰に貢献した。

　この春のスプリングボウルは、待望の新人も入ってメンバー5名で臨んだが、オープニングやハーフタイムショーにはチームOGやゲストを招いてパフォーマンスを盛り上げた。

　2017年シーズン終了後にチームを卒業していったメンバーたちはXリーグやBリーグなどの新天地で活躍するだけでなく、ハリチアの試合があるとスタッフとしてチームを支えるなど「ハリチア愛」は健在。

　チーム存続のピンチを脱して甦ったハリチアは、かつての輝きも取り戻した。