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来季オープン戦日程が発表。「工藤ホークス」初戦はオリックスと!

田尻耕太郎スポーツライター

「2・21」注目度バツグン、興味も倍増!

工藤ホークスの初陣が「2・21」に決まった。ただでさえ注目度の高い一戦となるが、対戦相手がオリックスと分かれば興味は倍増だ。

伝説的な優勝決定戦となった「10・2」以来の激突だ。その勢いのまま日本一まで駆け上がった福岡ソフトバンク。対してオリックスはその悔しさの大きさを物語るべく、今オフは球団史上空前絶後の大型補強を敢行して米国帰りの中島裕之(前アスレチックス・マイナー)、FAで小谷野栄一(前日本ハム)をはじめブランコ(前DeNA)、バリントン(前広島)の獲得に成功した。現時点ではあるが、来季のパ・リーグもソフトバンクとオリックスの「2強」となる下馬評が強い。

福岡ソフトバンクとしては工藤新監督がどんなカラーを発揮するかが最大の見所。少し前に「工藤野球とは?」と訊ねた時には次のような答えが返ってきた。

「監督ってね、ワガママなんですよ。何処を攻められても何をされても揺るがず、点を取る時はどこからでも取れる。それは誰もが思うところ。打つ、守る、走るが全部…、僕も理想はそこです。打つだけ、守りだけ、ピッチャーだけで勝てるものではない。総合的なものが必要です。また、理想というか、相手が嫌がる野球はしたいと思っています。それが出来れば、対戦する前から一つ、我々がアドバンテージを持つことになりますから」

“ホークス松坂”の初戦も気になるところ

新しくなる「ホークスの野球」を余すところなくチェックしたいオープン戦は18試合予定されている。その他の見所では、やはり新加入の松坂大輔がいつ登板するかに注目が集まる。今年のシーズン開幕カードは3月27日(金)からの週末3連戦。もし開幕カードでの「先発デビュー」があれば、2月28日(土)からのヤフオクドームの楽天2連戦でひと足早く本拠地お披露目があるかもしれない。

また、2015年の開幕投手が誰か予想するのもオープン戦の楽しみの一つ。今年の攝津正は3月上旬の水曜日が最初の登板だった。それに倣えば3月4日(水)の阪神戦(甲子園)で先発した投手が栄誉あるマウンドに立つことになるのか。

福岡ソフトバンクホークス 2015年オープン戦日程

2月21日(土) vsオリックス(宮崎アイビー)13:00

2月22日(日) vs埼玉西武(宮崎アイビー)13:00

2月28日(土) vs東北楽天(ヤフオクドーム)13:00

3月1日(日) vs東北楽天(ヤフオクドーム)13:00

3月3日(火) vs阪神(丸亀)13:00

3月4日(水) vs阪神(甲子園)13:00

3月7日(土) vs千葉ロッテ(QVCマリン)13:00

3月8日(日) vs千葉ロッテ(QVCマリン)13:00

3月10日(火) vs巨人(長崎ビッグN) 13:30

3月11日(水) vs巨人(ヤフオクドーム)18:00

3月12日(木) vs巨人(ヤフオクドーム)18:00

3月14日(土) vs中日(ヤフオクドーム)13:00

3月15日(日) vs中日(ヤフオクドーム)13:00

3月17日(火) vs千葉ロッテ(ヤフオクドーム)18:00

3月18日(水) vs千葉ロッテ(ヤフオクドーム)18:00

3月20日(金) vs広島(ヤフオクドーム)18:00

3月21日(土) vs広島(ヤフオクドーム)13:00

3月22日(日) vs広島(マツダスタジアム)14:00

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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