京都・一乗寺といえば、知る人ぞ知る、というか知らない人のなかにも知ってる人がいるかもしれないというくらい、京都屈指のラーメン激戦エリアなのです。まあいろんなラーメン店がありまして、あちこちで行列を見かけることも日常的風景。と、そんなラーメンエリアと思われがちな一乗寺で、以前からよく利用させていただいている食堂があるんです。数多の人気ラーメン店の誘惑を振り切ってでもチョイスしちゃうおすすめ食堂、ご紹介します！

こちらが「せんなり」さん。場所は叡山電鉄一乗寺駅から南へある曼殊院道を東へ少し行ったあたりの北側。グーグルマップによると徒歩1分とのこと。この飾り気のない外観からも名店の香りが漂ってくるような。

店内はこちら。パーテーションが置かれたテーブルがたくさん並んでおります。2人用にも分割できる感じなので、いろんな人数に対応していただけますよね。

メニュー行ってみましょう。うどん、そば、丼、そしてその他メニューがこちら。定番的なメニューが並んでおります。丼にはすべて味噌汁付きというのも、汁物好きとしてはとても高ポイント！

続いてセットメニューがこちら。麺類によって一番から四番までありまして、合わせる丼をコールすればいい感じですよね。例えば「四番、ミニきつね丼で」みたいに。

そして定食、軽食メニューがこちら。夜でもOKのランチもありますね。ここまでご覧いただいておわかりでしょうが、メニューがたくさんあるでしょ。でもでも、実はまだまだあるんです。メニュー左下をご覧ください。「本日の定食は店内のホワイトボードをご確認ください。」なんですよ。で、そのホワイトボードが……。

こちらです！ さあややこしくなってまいりました。さっき一番から四番まであった定食ですが、ホワイトボードには「サービス」と「本日の定食」があり、こちらにも番号が振られております。メニュー数の多さに、ただでさえ頭から煙が出そうなところに加えて、オーダー方法もいまいちわからないとなると耳やら鼻やらいろんなところから煙が噴き出して参ります。ど、どれにしよう、そ、そ、そ、そしてなんて言えばいいのぉぉ。で、選んだのが……。

こちら！「 本日の定食」の7番「おふくろ定食」930円です。ちなみに「お、おふくろ定食で」と注文したところ、ホールから厨房へ「7番でーす」と通していました。しかし、このボリュームどうですか！ 天ぷら、サバの煮つけというメイン級おかずが2つあるのに加えて、そのほかのおかずも超充実。「おふくろさん、ありがとう」と思わず頭が下がる盛りだくさんな内容となっておりました。

ちょいとおかずに寄ってみましょう。王道おかず、サバの煮つけは甘辛味でご飯が止まらない仕上がり。こんにゃくの炊いたんもしっかり味でございました。

そして、なんやったらこの一皿で完結しとるやないかーい！ と叫んじゃいそうな、強力おかずが一つになったお皿がこちら。卵焼きと明太子、箸休め的な青菜のおひたしというラインナップですが、これだけでご飯2杯くらいいけちゃいそうな勢い。ご飯が足りなくなりそうなのを必死でバランスさせて、キレイに完食しました！

ラーメン激戦区・一乗寺でしっかりと存在感を見せている「せんなり」さん。お店の少し西側を入ったところには3台分かな、ガレージも完備しておりますので、クルマでのアクセスがOKなのも超うれしい！ これまで何回かお邪魔してますが、まだまだ食べたいメニューもたくさんありますし、これからもお世話になること確実です！