【京都市】東山区 「円山公園」近くにある日本の情緒感ある『西行庵、西行堂、芭蕉堂』
「円山公園」を「ねねの道」の方に歩く途中に、円山野外音楽堂が見えます。かつてはそこで大物のコンサートなども行われていました。その向かえに茅葺の『西行庵』が見えます。西行法師の終焉の場所と伝わります。
平安時代末期の僧侶であり、新古今和歌集の代表的歌人の一人である西行。
主屋と茶室は江戸時代の建物を明治期に移築したもので、平成31年3月に京都市指定有形文化財(建造物)となっています。
この場所は双林寺の飛地境内となるそう。
芭蕉が西行を慕いしばしば滞在したことから、「芭蕉庵」とも呼ばれています。「西行庵」は明治26年(1893)に画家・富岡鉄斎が勧進文を書き、庵主小文法師や京都市長内貴甚三郎が尽力して浄財を募り再建されました。
母屋は大徳寺塔頭真珠庵の「浄妙庵」を移築したものだそうです。
正面の西行堂(花月庵)には西行法師、和歌四天王の一人頓阿上人、冷泉為村、小文法師の4人の木像が安置されています。
このあたりは歌を詠むの相応しい場所だったのですね。
五カ国で書かれたおみくじもありましたよ!
芭蕉堂には芭蕉さんも鎮座されていました。
いまは、レンタル着物屋さんにもなっているのですが、庭は誰でも入ることが可能ですよ!
通りに出ると、前には、以前にも記事に書いた『大雲院の「祇園閣」』が見えます。
京都に「銅閣寺」があった?『大雲院』と『祇園閣』は織田信長親子の墓があるところ!
ここで昔の人に思いを馳せて歌を詠んでみてはいかがでしょうか?w
西行庵
円山公園音楽堂南鷲尾町