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Googleやマイクロソフトも絵文字の「拳銃」を「水鉄砲」に変更へ。表現を統一

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
Windowsユーザーが目にする新しい「銃」の絵文字。マイクロソフトより

 先月、Appleやサムスンなどに続いてTwitterが絵文字の「拳銃」を「水鉄砲」に変更したことを伝えましたが、Google、Facebook、マイクロソフトも同様の変更を行うことを発表しました。

 これにより主要プラットフォームのすべてで「拳銃」が表現から消えることになります。

各プラットフォームの絵文字変更の動き。emojipediaより
各プラットフォームの絵文字変更の動き。emojipediaより

 この「拳銃から水鉄砲へ」の背景には、2018年2月にアメリカ・フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件から高まる銃規制運動の影響がありました。

表現の統一で誤解を防ぐ

 少なくともTwitterによる変更まではそうでしたが、4月末から起きた一連の動きは「表現の統一」の意味合いの方が大きくなったと言えます。

 もしも「拳銃」と「水鉄砲」が混在していた場合、例えばiPhoneからWindowsへ「銃」の絵文字をふくむメッセージを送ったとき、その意味が違ってきてしまいます。「水鉄砲を持ってきて」と伝えたはずが、「拳銃を持ってきてしまう」かもしれないのです。

 今回、Google、Facebook、マイクロソフトのベンダー3社が変更すると発表したのは、こうした表現の違いによる誤解を防ぐためだと思われます。

 とは言え、現時点ではFacebookとマイクロソフトによる変更は反映されていないため、すべての表現が統一されるまでにはもうしばらく時間がかかりそうです。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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