37歳。再婚希望。前の結婚では「相手を間違えた」とすぐに感じました~おみおじリポート(102)~
失敗から何かを学んで前を向いて生きている人には味わいと強さがある
※2022年5月10日追記。野中さんは半年間の受けオネット期間を終了し、自動退会日を迎えました。野中さんはお見合い申し込みをしてくれた女性とのやり取りが続いているようです。彼の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
失敗はしないに越したことはありませんが、失敗から何かを学んで前を向いて生きている人は味わいがあると僕は思います。臆病ではないけれど同じような失敗は経験的に二度としない人、という頼もしさを感じるのかもしれません。
神奈川県のメーカーで正社員として働いている野中直之さん(仮名、37歳)は離婚という失敗から、相性の良くない人とは結婚してはいけないという当たり前のことに気づいたようです。
「温かい家庭を早く作りたいと思っている私は、それほど親しくない知人の紹介で3年前に結婚しましたが、すぐに『相手を間違えてしまった』とうっすら感じていたのです。おそらく前妻も同じ感覚だったでしょう。でも、我慢と努力を重ねたら落ち着くだろうと思っていました。1年半かけても落ち着かなかったのですが……」
価値観が合わない相手と無理に一緒になることを避けるためにすべきこと
東京都内で一人暮らしをしている野中さん。職場は独身男性が多くて「紹介」してくれる人などはいないようです。遠い知人の紹介をたどって結婚したこと自体は間違っていなかったのだと思います。ご縁というのはどこに転がっているのかわかりませんからね。
でも、「結婚すること」が気持ちよりも先行してしまうと、価値観が合わない相手と無理に一緒になることが起きかねません。野中さんが言う「性格」は相手と異なってもいいと思いますが、仕事や生活、人間関係などへの姿勢が根本的に違う人とは人生のパートナーにはなれませんよね。今までの経験を生かして、その点を見極めねばなりません。
「私は何でも真面目に取り組むほうだと思いますが、半面では不器用で要領が悪いところがあります。すぐにイライラしたりしないおおらかな性格の女性が合っているのかもしれません」
この面談をしている短時間の会話でも、野中さんの真面目さやちょっと不器用なところが伝わってきます。こちらの話をよく聞こうとはしてくれるのですが、ちょっと理解不足のまま焦って返事をしてしまうのです。緊張しやすいタイプなのかもしれません。こういうところに可愛げを見出せるような余裕のある賢い女性が彼の結婚相手には向いていると僕は感じました。
ジョギング、英語学習、喫茶店通い、読書。そして、株式投資
会社では現場に入って汗をかいて働いている野中さん。シフト制の勤務で、仕事が午後から始まることもあれば、深夜勤務もあるとのこと。
「決められた時間内で機械を動かして高品質のものをたくさん作らねばなりません。私が遅いと後工程の人に迷惑をかけてしまいます。常に時間に追われている毎日です。でも、時間通りにきちんとした製品が作れると達成感があります」
体調管理のためにジョギングなどで体を動かす以外には、英語の勉強をしたり喫茶店で好きな本を読んだりしています。そして、余裕資金で株式投資も楽しんでいるそうです。
「今のところ6銘柄でいずれも長期投資。現在の支出に対して、将来それ以上のリターンを狙えるという考え方が好きです。お金だけではなく、その企業の商品やサービスも私にとっては立派なリターンなので株主優待も重視しています」
正社員として同じ会社で長く働きながら健康管理もして、投資で経済の勉強をしつつ「リターン」も確保している――。現代社会における堅実さを絵に描いたような男性です。良き結婚相手に恵まれれば幸せな家庭を築けるでしょう。
結婚したら子どもが欲しい。でも、人生は思うようにはいかないのであくまで希望です
「私と同い年ぐらいまでの女性と出会って、結婚できたら子どもが欲しいですね。でも、人生なかなか思うようにはいかないのであくまで希望です。性格面での相性が大切だと思っていますので、私でも良いという方がいらっしゃいましたら、ぜひお見合いしてください」
野中さんはすでに「攻めオネット会員」にもなってお見合い申し込みを始めています。その前向きな姿勢をマチコ先生は高く評価しています。
「男性の自信のなさを女性は一番敬遠するので、いいなあと思う女性がいたら自分からアプローチしてください。断られてしまったときも、お相手に私が理由を聞いて必ずフィードバックします。それを参考にしながら何人かと会っていれば、きっと真剣交際からの結婚に向かえるご縁を見つけられるはずです」
条件ではなく、性格面での相性が大事だと手痛い失敗を通じてわかっている野中さん。いろんな人と会ってざっくばらんに話してみようという心の準備は万端です。半年後には野中さんの成婚退会をこの連載で報告できる予感がします。
※文中の受けオネット会員は仮名です。野中さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。