Yahoo!ニュース

【葛飾区】枝を白く染めるベニスモモの花が満開!名物の花時計も模様替え、小菅西公園で春進む

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

3月に入ってから気温の低い日が続き、ソメイヨシノの開花予想日が当初より遅くなりましたね。そんな中で、小菅西公園では現在「ベニスモモ」の花が満開!園内のあちこちで、枝いっぱいに白い花を咲かせる様子が見事です。名物の花時計も模様替えされ、すっかり春らしくなりました。

小菅西公園の階段と石銘板
小菅西公園の階段と石銘板

小菅西公園があるのは小菅水再生センターの屋上。建物の上とは思えないほど広々とした空間では、春の花木が途切れることなく咲いています。
荒川の東側にある階段を上ると、まずたどり着くのは、大きな花時計がある広場。その左側の入口では、白い花をいっぱいに咲かせた木が立っています。一見桜のようにも見えますが、こちらはベニスモモの花です!

花時計の広場の左に建つベニスモモ
花時計の広場の左に建つベニスモモ

白い花が満開
白い花が満開

ソメイヨシノより一足早く咲くベニスモモは、真っ白な花びらの中心部と、花と同時に出てくる小さな葉が紅色。そのため「アカバザクラ(赤葉桜)」という別名でも呼ばれています。遠目に見るとほんのりピンク色にも見える花は、可憐そのもの。こちらのベニスモモの木の下にはベンチがあり、広がる枝にびっしり咲いた花を、ゆっくり真下から眺めることもできますよ。

ベニスモモの木の下に設置されたベンチ
ベニスモモの木の下に設置されたベンチ

ベンチから前方右側を向くと、公園のシンボルである花時計がよく見えます。直径5メートルの大きな花時計は、3月、6月、9月、12月の年4回、花を植え替えて模様替えをします。
3月上旬にお目見えしたのは、傘をかたどった八角形のデザイン。紫、白、ボルドー色のビオラと、明るい黄色のクリサンセマム・ムルチコーレが、カラフルな傘の形を作り出しています。はっとするほど鮮やかな、春らしい花時計です。

3月から登場した傘の形の花時計
3月から登場した傘の形の花時計

ベンチから見た花時計とベニスモモ
ベンチから見た花時計とベニスモモ

花時計の左横の小道を北へ歩くと、突き当たりでは、ユキヤナギの植え込みの後ろでベニスモモの木々が花を咲かせています。真っ白なユキヤナギの花と、ほんのり薄紅色を感じさせるベニスモモの花の、色彩の対比が見事です。

ベニスモモとユキヤナギが咲く遊歩道
ベニスモモとユキヤナギが咲く遊歩道

異なる種類の白さが美しいベニスモモとユキヤナギ
異なる種類の白さが美しいベニスモモとユキヤナギ

園内の北西部にある芝生広場の手前にも、ベニスモモの木があります。花をいっぱいに付けたベニスモモが、まるで広場を見守っているよう。様々なアスレチック遊具のある広場では、子供たちが元気に走り回っていました。春休みの遊び場としても、最適の公園です。

芝生広場の手前で咲くベニスモモ
芝生広場の手前で咲くベニスモモ

子供たちに人気の遊具の一つ、ジップライン
子供たちに人気の遊具の一つ、ジップライン

ソメイヨシノより一足早く咲き誇るベニスモモの花や、新しいデザインの花時計を見に、小菅西公園へ足を運んでみてくださいね。春の訪れをめいっぱい楽しめます!

施設名: 小菅西公園
所在地: 東京都葛飾区小菅1-2-1(小菅水再生センター屋上)
開園時間:
4/1~7/20、9/1~9/30 9:00~17:30
7/21~8/31 9:00~18:30
10/1~3/31 9:00~17:00
休園日: 年末年始(12/29~1/3)
アクセス: 京成線 堀切菖蒲園駅から徒歩約15分
公式案内: https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006890.html

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

ASA24の最近の記事