間もなくゴング! WBC暫定スーパーミドル級タイトルマッチ
ついに今夜、ラスベガス、マンダレイ・ベイ・リゾート&カジノでゴングが鳴るWBC暫定スーパーミドル級タイトルマッチ。27戦全勝23KOの暫定チャンピオン、デビッド・ベナビデスは、167パウンド、32戦全勝19KOの挑戦者、デメトリアス・アンドラーデは167.6パウンドで前日計量をパスした。
試合直前の、両者の言葉をご紹介しよう。
ベナビデスは言った。
「今年を締め括るに最良の興行だ。出場選手の誰もが、証明すべきことを備えている。それも沢山。だからこそ、今年最高のカードになると感じる。ファンを失望させるつもりはない。彼らが見たいものを提供できるだろう。楽しみにしているよ。
アンドラーデがトップにいるからこそ実現する、最高レベルの戦いだ。彼は己が優れたファイターであることを世界に示した。オリンピック選手であり、2階級の世界チャンピオンでもある。彼と戦うことこそ、この私が最高であることを証明できる。アンドラーデは簡単な相手ではない。テクニシャンだしディフェンスにも長けている。が、私は勝つ方法を見つけており、リングでは倒す方法を探すつもりだ。
私は最強の相手を倒したいんだ。対戦相手全員を病院送りにするのさ。これまでの実績をチェックしてくれ。
私が最高のファイターであり、誰をもノックアウトできるということを人々に示したい。なので、できるだけ早く試合を終わらせるように努める。KOはファンの希望でもある。
前回の試合は、初めてのPPVだったので、モチベーションが上がった。私は今後もPPVで自分の試合を流したいと思っている。
このトレーニングキャンプ中、私は本当に熱心にメニューをこなした。 3ヵ月半練習してきましたが、今回のキャンプに全てを注ぎ込んだ。目の前に何があるかを理解している」
デメトリアス・アンドラーデも話した。
「興奮している。現時点の168パウンドにおいて実現しうる最大の戦いだ。俺たちはそれを現実とするファイターであって、大騒ぎも喧嘩もしない。デビッドと俺はこの試合に同意し、ここにいるんだ。準備はできた。まさしく、戦争の時がきたんだ。
新しい歴史が刻まれる、素晴らしい夜になることは間違いない。ベガスはボクシングのメッカだ。この興行に出る誰もが、何らかの形でボクシング史に名を残すことになるだろう。
俺に3階級制覇を成し遂げる機会を与えてくれたベナビデス家に感謝するよ。自分のエネルギーを駆使する。俺は楽しみながら、自由に過ごしている。必ず、やり遂げてみせるぜ」
全勝同士の戦いで、生き残るのはどちらか。間もなくゴングだ。