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人生に悩んでいる人へ。ブッダの名言「人生で重要なのは三つの事。それは…」英語&和訳(偉人の言葉)

鈴木隆矢翻訳家

こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はブッダ(釈迦)の名言をご紹介します。ブッダ(紀元前566年頃~紀元前486年頃)は古代インドの宗教家で、仏教の創始者として知られています。
今回は人生に悩んでいる人に届けたいブッダの名言をご紹介します。

ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。

人生に悩んでいる人へ。ブッダの名言「人生で重要なのは三つの事。それは…」英語&和訳(偉人の言葉)

“In the end, only three things matter: how much you loved, how gently you lived, and how gracefully you let go of things not meant for you.”

「最後に重要なのはたった三つのことです。どれだけ愛したか、どれだけ優しく生きたか、そしてどれだけ潔く自分に合わないものを手放したか」
ブッダ(古代インドの宗教家)

この世は仮の世界。劣等感、嫉妬心に意味はない。

仏教には十二因縁という教えがあるそうなのですね。
仏教には輪廻転生の考えがありますよね。人は生まれ変わるという。
動物が人間に生まれ変わることもあるそうなのですね。動物として徳を積む、善行を重ねる。それによって人間として生まれ変わることができるのだと。
では、人間になったらその先はないのかというと、そうではなくて「解脱」。解脱というのは輪廻転生のサイクルからの解放を表すと。
この世は修行の場なのだと。何度も生まれ変わり、修行を重ね、「もうこれ以上は生まれ変わる必要はありません」というところまで魂を向上させられると、その先にあるのが「解脱」。輪廻転生からの解放。
そこに到達することを目指して、人は何度も生まれ変わる。この世で修行を重ねる。

十二因縁というのは、輪廻転生のサイクルから抜け出すことができない原因を説いたものなのだと。

  1. 無明(むみょう)
  2. 行(ぎょう)
  3. 識(しき)
  4. 名色(みょうしき)
  5. 六処(ろくしょ)
  6. 触(そく)
  7. 受(じゅ)
  8. 愛(あい)
  9. 取(しゅ)
  10. 有(う)
  11. 生(しょう)
  12. 老死(ろうし)

十二因縁は「無明」を因として「行」という果をもたらす、のように前者を因として後者が果となるという形で展開していきます。

「無明」とは、物事の真理を知らないこと。
この世の一切は無常であり、自己という固定したものは存在しないこと、物事が思い通りにはならないこと。それを知らないこと、それが「無明」と。
「行」とは、無明ゆえに誤った行いを繰り返してしまうこと。「識」とは、無明を根底とした認識。
「名色」とは、精神と肉体。「六処」とは、眼・耳・鼻・舌・身・意の六つの感覚器官。
「触」とは、六つの感覚器官が外の世界に触れること。外の世界に触れることで生じる「心地よい」「心地よくない」という感覚、それが「受」。
心地よい経験には渇愛が生じ、心地よくない経験には嫌悪が生じる。これが「愛」。
それが進むと「それがないと生きていけない」「それがどうしても許せない」と、そこにとらわれた状態になる。それが「取」。
そのとらわれによって、その人はこの世に完全に結びつけられた状態になる。それが「有」。
この世に結びつけられることで、その人は再びこの世に生を受けることになる。それが「生」。
そして、やがては老い衰え、最後は全てを手放し、再び死を迎える。それが「老死」。

無明(①)が執着(⑧愛・⑨取)を生み、執着が輪廻転生からの解脱を妨げると。

この世は仮の世界

人はいつか必ず死にますよね。いくらお金を稼いでも、高い車を買っても、大きな家に住んでも、死んでしまえばそれは他の誰かのものになる。あの世には持って行けない。
あくまでこの世は仮の世界なのだと。何を手に入れても最後には全て手放す。自分のものなどというものはない。
嫉妬心、劣等感、全く意味のないものなのだと。

人生に悩んでいる人へ。「死」に関する世界の偉人の名言3選

いかがでしたでしょうか?今回はブッダの名言をご紹介しました。

私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ブッダ(釈迦)の名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ブッダの名言を60句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「死」に関する名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、「死」に関する世界の偉人たちの名言を34句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

では、最後に「死」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。

“Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.”

「明日死ぬかのように生きろ。永遠に生きるかのように学べ」
マハトマ・ガンジー(インド独立の父として知られる政治指導者)

“In the end, it's not the years in your life that count. It's the life in your years.”

「重要なのは何年生きたかではなく、それをどう生きたかです」
エイブラハム・リンカーン(第16代アメリカ合衆国大統領)

“I adopted the theory of reincarnation when I was 26. Genius is experience. Some seem to think that it is a gift or talent, but it is the fruit of long experience in many lives.”

「私は26歳のとき輪廻転生の考えを取り入れました。天才とは経験です。才能だと思っている人もいるようですが、そうではありません。天才とは多くの人生で積み重ねた長い経験の果実なのです」
ヘンリー・フォード(自動車会社フォード・モーターの創設者)

お読みいただき、ありがとうございました!

翻訳家

JTFほんやく検定1級翻訳士。2014年より翻訳家。中学1年から約10年間ひきこもりを経験、その後土木作業員を経て翻訳家に。静岡県出身。

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