【インタビュー】“8頭身美女ゴルファー”ユン・チェヨンが今シーズン好調だったワケ
申ジエの「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」制覇で幕を閉じた日本女子ゴルフツアー。その申ジエをはじめ、今季5勝で賞金女王に輝いたアン・ソンジュなど、韓国勢の強さは今季も目立っていた。
さらに5月にはアン・シネの写真集発売や、クォリファイングトーナメント(QT)で来季日本女子ツアーを目指す“次世代セクシークイーン”ユ・ヒョンジュの登場など、韓国女子ゴルファーは注目度も高かった。
(参考記事:【画像あり】“韓流ゴルフ女神”ユ・ヒョンジュの男心をつかむフィジカル)
そんななか決して派手ではないが、着実な成長を見せて日本女子ツアー参戦2年目を終えた韓国女子ゴルファーがいる。ユン・チェヨン(Q CELLS=Qセルズ)だ。
美女ゴルファー“神セブン”のひとり
ユン・チェヨンといえば、韓国における“元祖美女ゴルファー”として知られ、日本でも“8頭身美女”といった見出しをつけられる人気ゴルファー。韓国時代は実力と人気を兼ね備えたKLPGA広報モデルに8回も選ばれており、韓国女子ゴルファー“神セブン”と呼ばれた。
(参考記事:イ・ボミ、アン・シネ、そして…韓国女子ゴルファー“神セブン”を一挙紹介!!)
2017年から日本女子ツアーに本格参戦し、優勝こそないものの、今季はトップ10回数11回(7位タイ)と安定した活躍を見せた。
そんなユン・チェヨンとの独占インタビューに成功。今季の振り返りと、来シーズンの抱負について聞いた。
「開幕戦で自分が期待している以上の結果が出ました。2位という結果で惜しかったといえばそうですが、スタートが良かったので、今季は全体的に昨年より良かったのだと思います」
自身がそう振り返るように、開幕戦の「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」を2位で終えて、幸先良いスタートを切った今季のユン・チェヨン。その後も3月の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」3位タイ、5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」5位と好成績を上げた。
ユン・チェヨンは、特にアクサレディスゴルフトーナメントが印象に残っているという。
「この日は最終日に6アンダーだったと思います。初日35位タイ、2日目27位でしたが、最終日で3位タイまで上がりました。だから鮮明に覚えていますね」
トップ10回数はボミより上
昨季のトップ10回数は5回。今季は倍以上もトップ10回数が増えた。この数字はキム・ハヌルや、先日熱愛が発覚して大きな話題となったイ・ボミよりも上だ。
(参考記事:女子ゴルフのイ・ボミが熱愛!! 韓国のイケメン俳優と交際中、今年初旬から)
ユン・チェヨンはトップ10回数が飛躍的に伸びた要因を、どこにあったと見ているのだろうか。
「一番大きかったのは、日本の生活に慣れたことです。それが成績にもつながったと思います。何かを特別に変えたというわけではないですが、昨年は1年目で、ホテル生活や1人で行動することに慣れていなかった。
日本は韓国と距離が近いし、食事もおいしいので心配していなかったのですが、実際に日本で生活してみると、ホテルの部屋は狭いし(笑)、なかなか慣れませんでした。でも2年目の今は、生活面での問題や心配が何もありません」
いくら韓国とは距離的にも文化的にも近いとはいえど、彼女にとって日本は外国。1年目は戸惑いもあったことだろう。振り返れば韓国で賞金女王だったキム・ハヌルも日本参戦1年目は、優勝こそしたものの、トップ10回数は4回に留まっていた。
韓国人選手が日本ツアー参戦1年目に苦労するケースは珍しくない。ユン・チェヨンも日本での生活に慣れたことで、ゴルフにより集中できるようになったわけだ。
トップ10回数のみならず、今季はパーセーブ率7位、フェアウェイキープ率6位と、もともと持つユン・チェヨンの強みといえる安定感にさらに磨きがかかった印象がある。日本の生活に慣れたことに加え、「昨年冬のトレーニングが関係しているかも」とユン・チェヨンは振り返る。
「去年の冬は海外に行かず、韓国でトレーニングをしました。ウエイトトレーニングに重点を置いたのですが、変わったところでは野球をトレーニングに取り入れました。バッティングです。インパクトをもっと強くしたくて、コーチの勧めで昨年の冬から始めました。それでインパクトが良くなったから、ショットの正確性が上がったのかもしれません」
賞金ランキングも昨年35位から、今年は17位と大きくランクアップしている。韓国でプレーしていたときに比べると、今年はユン・チェヨンの“第2の全盛期”ともいえる成績だ。
日本女子ツアーに参加するようになって、ユン・チェヨンのゴルフにどんな変化が生じたのか。それについては次回に紹介しよう。