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京都市山科区・本場仕込みの完全手打ち讃岐うどんで40年! おにぎりと合わせて大満足ランチ!

loose自営業(京都市)

今回のお店は、前から見つけてまして、行こう行こうと思ってたのです。昨年夏からずっと気に掛かってて、今回ようやく行くことができました。無類の麺類好きを自負しとりますが、なかでも讃岐うどんは個人的好きな麺ベスト3に間違いなく入ってくるんです。本場香川で食べるうどんのおいしいこと、そしてお安いことときたらアナタ……また行きたくなってきた。んで、今回のお店は、その本場で修業されて、地元山科で40年愛されてるっつーもう名店確定のお店です。早速どうぞ。

こちらが「さぬき庵」さん。住宅街のなかに忽然と現れるんですが、街並みになじみまくってまして、2階部分の看板がないとうっかりスルーしちゃいそう。場所は地下鉄東野駅から南西方向、約1.3km徒歩17分ほどのようです。駐車場はお店の前すぐにコインパーキングがありますが、少しお値段高め(といってもしれてますが)なので、私はちょいと離れたところにあるもう少し安いところに停めました。

入り口横のショーケースは、すでにかわいいキャラクターのものになっております。メニューは写真で確認して、ここではかわいいキャラたちを愛でるのが正しいやり方と思われます。

んで、店内はこんな感じ。カウンター席と座敷席の昭和感あふれるほっこり空間です。テレビがあって、雑誌があって、なんちゅー落ち着け具合でしょう。んで、めざとい私が入り口からすぐ右手に見つけたのがこちら。

おでーん! 本場香川のおうどん屋さんにはおでんが置いてるところが多いんですよね。こんなところからも本場的香りが漂います。おでん種は若干少なめですが、細けぇことはいいんだよ、とこんにゃくと厚揚げをオーダー。これをついばみつつ、うどんのできあがりを待つという寸法になっとります。

メニューいきましょう。ざるうどん500円、きつねうどん530円と、どれも最近ではありえないくらいのお手頃価格。ファミリーで家族ジャンボうどんなんちゅーのも楽しそうです。左端にはうどん定食が滑り込みで記載されておりました。

で、裏面がこちら。定食&ご飯類&夏期メニューになってました。このお手頃価格のなか、店名を冠した「さぬき庵定食」は1,200円というお値段。どんな内容なんでしょうか、行った人誰かおせーて!

で、カウンター上にもメニューの書かれた木札がぶらさがってますよ〜とか言いつつ、おでんがやってきました。

こんにゃくと厚揚げ、各110円です。上からかけられてるのは味噌だれ。ご主人にお聞きしたところ、タレはご主人が考案したそうで、ちょっと甘口で作ってますとのこと。うどんの出汁と味噌、胡麻などを炊き込んで作られていて、このタレがおいしくて、お店でおでんを食べた子どもたちから「作って!」とせがまれるお母様方もいるそう。確かに甘口で、お子様が好きそうなお味です。で、おでんをパクパクッといただいてましたら、やってきましたよ。

「おにぎり定食」730円です。もう見るからにほっこりなこのビジュアル。うどんにはネギとかまぼこ、わかめ、んで卵でとじられてるんですね。俵型のおにぎりも程よいサイズで3つもあれば大満足確実です。

うどんはこんな感じ。剛麺というほどムチャコシではなく、しっかりと程よいコシと伸びが感じられる、どちらかといえば優しい麺に仕上がってます。毎日ご主人が足踏みして製麺してるんですって。お出汁もおいしくて、香川から取り寄せたイリコや各種節系などを使われているそうで、もう大満足の一杯でございます。

卓上には天かすも置かれてるので、お好みで。少し入れてみましたが、個人的にはそのままお出汁をダイレクトに味わう方が好みでした。ツルツルシコシコいただいて、ごちそうさまでした。

ご主人は香川県に20年ほどいたことがあり、そこでおうどんを学ばれたそう。素材にもいろいろこだわってらして「こだわりすぎてヒマですけどね、ワハハハ」と笑っておられました。ご近所の人からは「ぼちぼちでいいから細く長く(お店を)やっといて」と言われているらしく「とりあえず元気なうちはなんとか」とのこと。「よそから来られておいしかったわって言うてくれはるときが一番の楽しみです」とおっしゃるご主人手作りのおうどん、ぜひぜひ食べに行ってみてください!

さぬき庵
住所/京都市山科区西野大鳥井町50-10
営業時間/11:00〜21:00(L.O.19:00ごろ)
定休日/火曜、木曜
さぬき庵 ホームページ

自営業(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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