”法則崩れ”の寒気襲来で、東京は今月初めての寒い週末に
今月は週末に気温上昇のサイクル
今月に入り、週の半ばに強い寒気が流れ込み、週末にはその寒気が抜けるというサイクル(パターン)が続いています。この寒気と暖気の影響を受けやすかった東京ではその傾向が気温にハッキリとあらわれています。
今月に入ってからの気温の変化をみると、総じて水曜、木曜、金曜あたりに底を打ち、土曜、日曜に上昇していくというパターンが顕著となっており、週半ばは寒くても、週末には暖かくなるという傾向が続いています。
今週も週半ばに気温が下がり、きょう26日(金)も最高気温が11.8度と冬の寒さとなりました。これまでのサイクルで言えば、あす27日(土)にはぐっと暖かくなるということですが、どうやらそのサイクルに少しのズレが生じることとなりそうです。
法則崩れ?の最強寒気が襲来
今月は週末に寒気が抜けるパターンが続いていましたが、今週末はその法則が崩れ、タイトル画像にある通り、あす27日(土)は真冬の強い寒気が北日本から関東付近を覆う予想です。
この寒気はかなり強烈で、関東付近の27日(土)午前9時の予想をみると、真冬の目安となる-6度以下の寒気にすっぽりと覆われるのはもちろん、-10度以下の寒気に東京あたりも覆われる予想です。
上空の気温の観測値(9時と21時)がある茨城県館野の予想値は-10.3度となっており、これは平年値-2.9度よりも7度以上も低いかなり強烈な寒気です。
この冬、館野の観測で-10度を下回ったのは、12月31日(昨年の大みそか)-10.2度、1月30日-10.0度、2月9日-10.6度の3回だけですから、あす27日(土)の寒気は、いわばこの冬最強クラスの寒気襲来とも呼べる強さです。
東京は18日ぶりの10度未満に
この冬最強とも呼べるような強い寒気の襲来で、東京は暖かな週末から寒い週末へと法則崩れが起こります。
ウェザーマップの発表では、27日(土)の東京の最高気温は8度~9度くらいの予想で、最高気温が10度に届かない(10度未満)のは、2月9日以来18日ぶりとなります。北風も強めに吹きますので、日差しはあってもかなり寒い一日となりそうです。
また28日(日)の朝は1度~2度くらいまで下がり、日中は徐々に昇温しますが、それでも最高気温は11度~12度くらいで、まだまだ冬の寒さが続く見込みです。
このように”法則崩れの寒い週末”となりそうですが、週明けには寒気が抜け、3月のスタートとなる1日(月)は再び暖気が優勢となるため、春の暖かさが戻る予想です。