新たな熱帯低気圧が発生もフィリピン方面を指向か
台風17号は週明けにかけてベトナムへ
台風17号は南シナ海で強い台風へ発達しつつ、西進を続けています。
最新の予報円によると、今が最盛期で、今後は海水温のやや低い海域に進んでいくため、少しずつ勢力を弱めながら、週末から週明けにかけて、ベトナム方面へ上陸する見込みです。
新たな熱帯低気圧が発生
台風17号が南シナ海を西進する一方、きょう23日(金)午前9時、フィリピンの東の海上で新たな熱帯低気圧が発生しました(天気図中のTDマーク)。
気象庁の予想によると、この熱帯低気圧は西寄りに進み、あさって25日(日)午前9時には東経130度を越えてフィリピンに近づく見込みです。
その後の動向は太平洋高気圧が大きなカギを握っています。
一方、もう一つ、伊豆諸島の南にある熱帯低気圧は今後日本の東へ進みつつ、前線を伴った低気圧となり、日本列島からは離れていく見込みです。
さらにタイトル画像の黄色い丸の中でも雲域がまとまってきており、あさって25日(日)午前9時には、このあたりで低圧部が発生する予想です。
台風17号と同様のコース取りか?
新たに発生した熱帯低気圧は、あさって25日(日)にフィリピンの東に達した後も、その北側に張り出している太平洋高気圧に北上を阻まれるように西進を続け、週明けにかけてフィリピンを通過する計算でおおむね揃っています。
この熱帯低気圧が進むフィリピン周辺にかけての海水温はまだ29℃~30℃位あるため、今後台風へ発達する可能性もあると思われますが、今のところ、北上することなく、台風17号と同じように、フィリピン付近から南シナ海へ進む可能性が高いものと思われます。