【大分市】素材にこだわった優しい味のマフィンやスコーンが大人気!《コノチノ》
大分市田中町の道路沿いに佇む工房《コノチノ》。ここで作られているのは、素材にこだわったスコーンやマフィンなどの焼き菓子です。
地元・九州への愛をこめて素材を厳選
「お店の名前の通り、『この地の』ものをなるべく使いたいと思って作っています。小麦粉やバター、牛乳なども、大分産や九州産なんですよ」と教えてくれたのは、店主の後藤 愛さん。
幼い頃からお菓子づくりが好きで、いつか自分の店を持ちたいと考えていたそう。2021年3月に念願叶って由布市で開業した後は、イベントなどでの出店を主な活動としていましたが、「店舗での販売もしたい」と2023年8月に現在の場所に工房を移転。イベント出店も続けながら、週2回の工房販売も行っています。
添加物を極力使わず、季節のものや自然由来のものを使った焼き菓子は多くの人に愛されています。中でもマフィンは、米麹を発酵させた自家製酵母で作っているというこだわりよう。
「酵母は生きているので、難しい点もありますね。膨らみが悪かったりすると『今日は機嫌が悪かったのかな』と。でもなるべく添加物を入れずに作りたいんです」
他にも一つ一つの味わいを表現するために、イングリッシュスコーンとアメリカンスコーンで材料を変えるなど、細かな点まで気を配っていると言う後藤さん。そのやわらかで朗らかな笑顔も相まって、工房の中はなんだかほっとする雰囲気が漂っているのも印象的です。
サクッ、ふわっ!おやつにも、朝ごはんにもぴったりな焼き菓子たち
取材日は久しぶりの販売日だったこともあり、すでに売り切れの商品もありました。
私がその日選んだのは、イングリッシュスコーンの『全粒粉プレーン(250円)』と『有機無農薬 紅茶(310円)』、アメリカンスコーンの『チョコチップとくるみ(310円)』、そして『九州産小麦粉と米こうじのマフィン マロンクリーム(380円)』。
イングリッシュスコーンの2つは、軽い食感でありながらも、パサつきはなく、どちらかと言うとしっとりした味わい。アメリカンスコーンは練り込まれたチョコチップとくるみの食感が楽しく、こちらは子どもたちにペロリとたいらげられてしまいました。
目をひいた『はしっこスコーン』のミックス味(200円)も購入。
スコーンを成形する際に出た余り生地を焼き上げた商品で、後藤さんが「フードロスをなくしたい」という思いで作ったんだそう。「結構人気で、これだけをたくさん買っていかれる方もいらっしゃるんですよ」と教えてくれました。
サクサクとした食感がクッキーのようで、スコーンとはまた違ったおいしさです。甘さは控えめなので、別売りのクロテッドクリームやバターを塗っても良いとのこと。小腹が空いた時につまみやすくて良いサイズ感です。
これを買い占めたくなる気持ち、わかる…。
米麹ならではの食感なんでしょうか、ふわっふわのマフィンにも驚き。優しい口当たりで、何個でも食べれてしまいそうな程よい甘さがたまりません。今回は栗入りだったのですが、ごろっとした栗がより贅沢さを引き立ててくれました。
ミニアフタヌーンティーセットも?《コノチノ》の今後も見逃せない
後藤さんに今後の展望をお伺いすると「通販などECサイトでの販売も動き出しています」とのこと。さらにスコーンやサンドイッチ、デザートが一緒に楽しめる『ミニアフタヌーンティーセット』も考えていると教えてくれました。自宅で本格的なアフタヌーンティーが楽しめるかもしれないだなんて、胸が高鳴りますね…!
また《コノチノ》では12月に毎年『シュトーレン』の販売も行っているそうです。こちらも人気のため、気になる方はInstagramをチェックしておいてくださいね。
お店には常連さんも多く、工房販売日はすでに朝早くから予約が入っていることも多いんだとか。お目当ての商品がある場合は、InstagramのDMや公式LINEからの予約がおすすめですよ。
店舗情報
《コノチノ》
住所:大分市田中町2-13-4
営業日:月水土がメイン、Instagramでお知らせ
営業時間:11時~売切れ次第終了
駐車場:駐車場1台分あり
大分市田中町2-13-1 荒金商会駐車場③番
お店のInstagram