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ドジャースはパドレスに勝つと地区優勝。シード2以上に位置し、ポストシーズンは2シリーズ目から

宇根夏樹ベースボール・ライター
フェルナンド・タティースJr.(左)とミゲル・ロハス Sep 25, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ロサンゼルス・ドジャースは、地区3連覇までのマジックを2としている。残り4試合で2勝を挙げると、94勝+2勝=96勝。ナ・リーグ西地区2位のサンディエゴ・パドレスは、4勝0敗でも、91勝+4勝=95勝だ。

 ドジャースとパドレスは、9月26日(日本時間27日)に対戦する。ドジャースは、この試合に勝てば、地区優勝が決まる。ドジャースは95勝に達し、パドレスはその後の3試合とも白星でも、94勝にとどまる。

 それぞれの先発投手は、ドジャースがウォーカー・ビューラー、パドレスはジョー・マスグローブだ。

 また、ドジャースは、ここから0勝4敗でも、地区優勝なら、ポストシーズンのシード1かシード2に位置する。東地区優勝のフィラデルフィア・フィリーズと中地区優勝のミルウォーキー・ブルワーズは、残る3試合のすべてに勝つと、それぞれ、97勝と94勝だ。ドジャースは、現時点で94勝を挙げていて、ブルワーズに4勝3敗と勝ち越している。ブルワーズは、フィリーズにも2勝4敗と負け越している。

 シード1のチームとシード2のチームは、ポストシーズンでワイルドカード・シリーズをスキップし、次のディビジョン・シリーズからスタートする。シード3以下のチームと比べると、ワールドシリーズ優勝までの道のりは短い。

 一方、シード3のチームは、地区優勝であっても、ワイルドカードの3チームと同じく、ワイルドカード・シリーズからスタートする。ワイルドカードのチームは、レギュラーシーズン全体の白星が地区優勝のチームより多くても、シード4以下に位置する。

 なお、ドジャースが地区を制し、フィリーズと同数の白星でレギュラーシーズンを終えた場合は、フィリーズがシード1、ドジャースはシード2だ。ドジャースは、フィリーズに1勝5敗と負け越している。

 ディビジョン・シリーズにおいて、シード1のチームは、シード4とシード5の勝者(ワイルドカード・シリーズ)と対戦する。シード2のチームの相手は、シード3とシード6の勝者だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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