【宝塚市】春を呼ぶ、花とドレスの「はな言葉」展
油彩などの絵画から個性的なオブジェまで、年間を通じてさまざまなアートを展示する宝塚市立文化芸術センター。その1階にあるキューブホールで、無料で鑑賞できる展示があるのをご存じですか。現在は、春にふさわしい花のドレスを展示中です。
花を慈しむ気持ちから
子どものころ、道端に散った花びらを、よく集めては並べていました。鮮やかな色を残した花びらはまだまだ美しく、このままずっと保存できたらいいのにと思ったことも。
SNSを中心に活動するフラワードレスデザイナー・葉菜桜花子(ハナサクラ ハナコ)さんは、そんな萎れたり散ったりした花を線画とコラージュ。作品化することで、新たな花の命を紡ぎだしています。
宝塚市立文化芸術センターで開催中(3月24日まで)の〈あなたを彩る「はな言葉」―春呼ぶ花のドレスたち―〉では、葉菜桜花子さんの「花言葉ドレス」のデザイン画とともに、立体化したドレスを展示しています。
花言葉とともに展示
デザイン画は「恋と愛」や「夢の実現」といったテーマにそって花言葉とともに展示されています。「感謝・幸福」や「ひたむきさ」、「小さな幸せ」など、口に出すと少し気恥ずかしい言葉も、花の美しさと一緒なら、すっと心に入ってきます。
立体化したドレスは、ウェディングドレスブランド「FLOWERY FIELDS 葉菜桜 花子」として株式会社クラウディアから発表されたもの。2020年の宝塚歌劇イヤーブックでは当時のトップ娘役さんが着用したそう。
ひと足早い春の週末を
光あふれる展示場の開放感と相まって、みているだけで明るく元気な気持ちになりました。鑑賞後は、センター内の緑あふれる庭を眺めつつコーヒーをいただいて、ほっと一息。心が満たされる楽しい時間でした。
まだ寒さを感じる日々ですが、お散歩がてらひと足早い春の息吹を感じてみませんか。
展覧会情報
あなたを彩る「はな言葉」―春呼ぶ花のドレスたち―
会期:2024年3月16日(土)~3月24日(日)
■ 会場:宝塚市立文化芸術センター1階キューブホール
(〒665-0844 兵庫県宝塚市武庫川町7-64)
■ 開館時間:10時~18時
■ 休館日:毎週水曜日(ただし3月20日は開館)
■ 観覧料:無料
■ Tel:0797-62-6800
■ 公式WEBサイト
■ 葉菜桜花子 Instagram