台風14号 沖縄付近ではめずらしい雲の形に
台風14号は先島諸島に接近のおそれ
台風14号は、10月1日(日)の午後3時にはフィリピンの東にあって、1時間に15キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、暴風域は伴っていません。今後は暴風域を伴いながら北西方向に進み、3日(火)から4日(水)にかけて、非常に強い勢力で先島諸島の南に達する見通しです。
台風の中心は先島諸島でも 沖縄本島地方も油断せず
台風が沖縄地方に接近するタイミングと本州付近の秋雨前線が南下するタイミングで2つの雲が沖縄付近で繋がると、台風の中心からやや離れていても沖縄本島でも雨や風が強まる恐れがあります。本州付近では台風と秋雨前線のセットは秋台風によくみられますが、今回は沖縄付近でも秋雨前線の雲のしっぽが繋がる形で影響を受けるかもしれません。
台風が北上できないのは
沖縄地方の北に高気圧が張り出しているため、台風が北上する進路をふさがれる形となっています。9月上旬に沖縄地方に接近した台風11号のように先島諸島寄りのコースが予想されています。
9月に発生し10月接近
10月の台風の発生数の平年値は3.5個、そのうち沖縄地方への10月の台風接近数の平年値は1.1個となっています。(1991年から2020年の平年値)今回の台風14号は、発生は9月30日で10月に接近するため、統計上は10月の接近数に入ることになります。
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