【京都市】東山区 『安井金毘羅宮』悪縁を切り良縁を結ぶ
新年そうそう、「あらゆる悪い縁を切り、良縁を結ぶ」ことで知られる『安井金毘羅宮』へお参りしてきました。
海上安全や交通安全の御神徳もありますが、よく知られているのが「悪縁切り良縁結び」です。その昔、祇園の花街にあったことから夜中に舞妓や芸妓がこそっとお参りしていたという言い伝えもあります。
京都では、新年のお祝いとして餅花があちこちに飾られます。餅花とは縁起の良い飾り物で、ヤナギ・ヌルデ・エノキ・ミズキなどの木の枝に、紅白の餅や団子を小さく丸めてつけて作られます。
本殿でお参りしをしたら、本殿裏に回ります。御背の御扉に向かって参拝すると、よりパワーがアップするそうです。
その後ろにある金比羅大権現さまにも手を合わせます。
また安井金比羅宮の境内には、八大力尊(はちだいりきそん)が鎮座されています。八大力尊は蓮華光院の御堂の柱を支えた8つの力石だったとされています。基礎力向上、スキルアップの神様として鎮座されています。
境内北側には「久志塚」(櫛塚)があり、私たちが日常使う櫛に感謝する祭りです。久志塚には櫛が納められており、美容関係者などがお参りにくることが多いそうです。『時代風俗行列』は毎年9月の第4月曜日に行われる櫛を供養する祭り。
「安井のこんぴらさん」として親しまれている『安井金毘羅宮』には、沢山の落語家をはじめ著名人の絵馬が飾られています。
本殿に飾られた虎の新春大絵馬(幅2メートル、高さ1・73メートル)の原画も桂米団治さんによるものでした。
かの全国的にも有名になった『縁切り縁結び碑(いし)』もあります。高さ1.5メートル、幅3メートルの絵馬の形をした巨石で、中央の亀裂を通して神様のお力が円形の穴に注がれています。
全国から来る「悪縁切り良縁結び」を願う人の列は今日もなが〜〜〜〜いものでした。
安井金毘羅宮
〒605-0823
京都市東山区下弁天町70
tel. 075-561-5127