【保護者必見】クラスのクリスマス会、どこまで準備する?教師が答える3つのポイント
「ママ、サンタの帽子買って!」「友だちは天使の羽を持ってくるって!」
クリスマス会が近づくと、子どもたちの要望に困惑する声をよく聞きます。約20年間、小学校の教員として様々なクリスマス会を見てきた経験から、保護者の方へアドバイスをさせていただきます。
クリスマス会の実態
先日もクラスの保護者から「うちの子だけ派手にならないか心配で...」という相談を受けました。実は、学校のクリスマス会は、以下のような目的で行われています。
- クラスの絆を深める
- 協力して準備する楽しさを味わう
- 思い出作りをする
- みんなで工夫を凝らす
つまり、派手さや完成度よりも、みんなで作り上げる過程が大切なんです。
1. 担任の先生に確認を
以前、担任した4年生のクラスでは、こんなやり取りがありました。
子ども:先生、サンタの衣装持ってきていい?
先生:実は、みんなで簡単な飾りを作る予定なんだよ
担任には具体的な計画があります。まずは以下の点を確認しましょう。
- クリスマス会の内容
- 必要な持ち物
- 衣装や飾りの制限
- 準備するものの範囲
意外と多いのは、事前に担任に確認せずに、飾りや衣装などを持ってくるケースです。担任の気持ちとしては、いくらクリスマスであっても、学校に不要なものは持ってくることは避けたいのです。破損や紛失などが起こると、持ってきた子が悲しむことがわかっているからです。ですから、事前に担任の先生に確認をしておきましょう。
2. 子どもの気持ちに寄り添う
「友だちと違うのは嫌だ」という気持ち、よく分かります。でも、以前担任したクラスでこんな場面がありました。
既製品の派手な飾りを持ってきた子と、手作りの質素な飾りを持ってきた子。実は、手作りの方に「すごい!どうやって作ったの?」と、みんなが興味津々だったんです。
3. 大切にしたいこと
クリスマス会の準備で悩んでいる保護者の方へ、私からのアドバイスです。以下の5つのポイントを意識していただくと、子どもたちにとって楽しい思い出になるはずです。
子どもの気持ちを受け止める
「友だちと同じものが欲しい」という気持ちは自然なこと。否定せずに、まずは話をよく聞いてあげましょう。
クラスの様子を確認する
他の子がどんな準備をしているのか、担任の先生に聞いてみるのも一つの方法です。
費用は最小限に
高価なものは破損や紛失の心配も。学校行事なので、なるべくシンプルな準備で十分です。
手作りを基本に
既製品より、親子で作った思い出の方が心に残るもの。時間があれば、一緒に作ってみましょう。
みんなで楽しむことを意識
派手さや完成度より、クラスのみんなで楽しめることが一番大切です。
まとめ
クリスマス会、子どもたちにとっては特別な思い出になります。でも、派手さや完璧さを求めすぎる必要はありません。大切なのは、準備の過程を楽しみ、クラスのみんなと一緒に作り上げる喜び。そのために、保護者としてできることを、担任の先生と相談しながら進めていければと思います。
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