【秋田県大仙市】大曲三大ソウルフードの一角!老舗日本料理店『弁天』の大曲納豆汁とは?
創業から約半世紀!大曲丸の内の老舗日本料理店『弁天』とは?
横手市の「横手やきそば」や「十文字ラーメン」といえば、県外のひとでも一度は耳にしたことがある全国区のB級グルメだが、隣の大仙市にも「大曲三大ソウルフード」と呼ばれる三種のご当地グルメがあることをご存じだろうか。
……ごめん。私は知らなかった。
そんな知る人ぞ知る超地域密着型の「大曲三大ソウルフード」の顔ぶれは、大曲駅前の『和ダイニングふじ』などで提供されている「大曲カレー旨麵(うーめん)」、『味よし味二番』などで提供されている「オープンカツ」、そして大曲丸の内の『弁天』などで提供されている「大曲納豆汁」だ。
大仙市に生まれ、大仙市でアラフォーの現在(いま)を生きている私としては、この大曲三大ソウルフードを制覇するのはもはや宿命だ。そんな確固たる想いを胸に私が向かったのは、創業からおよそ半世紀を迎える老舗日本料理店『弁天』である。
店の入口でさっそく大曲納豆汁の幟を発見。ひげのオジサンと納豆汁がフュージョンしたハイセンスなイラストをチラ見して店内に入ると、気さくなご夫婦が迎えてくれた。今日はこちらの店で大曲三大ソウルフードの一角と対峙である。
品書き
弁天おすすめランチ
大曲納豆汁定食:1,000円、和風オムライス:800円、二段弁当(いくら丼&天重):1,000円、弁天定食:2,500円、オープンカツ:1,000円、つけカツ定食:1,200円、日替り弁当:650円~1,000円、ジャンボカラアゲ定食:950円 ※いずれも税抜価格
今回のお目当てである大曲納豆汁のほかにも、日本料理店ならではの和風オムライスやいくら丼と天重がダブルで味わえる二段弁当も気になるところ。よく見ると大曲のアナザーソウルフードであるオープンカツもラインナップに入っている。
お寿司
特上寿司:2,500円、上寿司:1,400円、並寿司:1,000円、特上ちらし:2,500円、上ちらし:1,500円、並ちらし:1,100円、いなり寿司:500円、ねぎとろ(本マグロ使用):3,000円など。※いずれも税抜価格
『弁天』のもうひとつのおススメは江戸前寿司で納豆汁とあわせて要チェックだ。ちなみに今回紹介したおすすめランチや寿司以外にも、蕎麦などの麺類や天ぷらや茶碗蒸しなどの一品料理も充実しているため、お昼はもちろん夜にもぜひ来てみたいところだ。
山の幸が豊富な大曲の伝統料理!弁天の『大曲納豆汁』を実食!
本日のお目当てである大曲納豆汁定食が到着。納豆汁はもちろん、隣のイクラがたっぷり乗った「とろろご飯」もウマそうだ。
トロトロにすり潰した納豆を加え、味噌仕立てで作る大曲納豆汁。私も子供の頃から親しんできた家庭的な伝統料理だが『弁天』の納豆汁は具沢山なのが嬉しい。納豆汁の中には山菜やきのこに加え、トロットロのいものこもスタンバイ。日々、寒さが加速していくこの季節。納豆汁の温かさと旨みが心と体に染み渡る。
こちらの定食のメインは納豆汁と思いきや、隣のとろろご飯も主役級の逸材だ。酢飯と玉子を混ぜたとろろの相性が抜群で、たっぷりと添えられたイクラも絶大な効果を発揮している。見た目も味も、さすが老舗の日本料理屋さんというべき上品な仕上がりだが、そのウマさにレンゲを持つ手が止まらない私だ。
古くから大曲で愛されてきた町の日本料理店・弁天だが、最近は「納豆汁」を求めて遠方から来るお客さんもいるそうだ。気さくなご主人と奥様によって受け継がれる大曲の食文化。他県の方にとっては新鮮で、大仙市生まれの私にとってはホッとする昔ながらの郷土料理。
そう、大曲の「うめもの」のひとつが、ここにある。
【店舗情報】
江戸前寿司・日本料理 弁天
住所:秋田県大仙市大曲丸の内町12-10
営業時間:11時30分~20時
電話番号:0187-62-4148
定休日:水曜日