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“息を呑む9頭身美女”チョン・ヘビンの超絶美ボディはいかにして作られたか

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
チョン・ヘビン(写真提供:SPOMAX/MAXQ)

韓国でいま、ひとりの“マッスル美女”が注目されている。ピラティス講師として活動するチョン・ヘビンがその人だ。

今年10月にソウルで行われた韓国最高峰のフィットネス&ボディビル大会『マッスルマニア』で、ミズ・ビキニ・トール部門1位とコマーシャルモデル部門グランプリ(最高賞)を受賞。「9頭身美女」とされる見事なプロポーションも相まって、一躍人気者になった。

最近は、「2018年最高の美ボディ」と取り上げるメディアもあるほどだ。

(参考記事:見れば納得!! “2018年最高の美ボディ女神”チョン・ヘビンの弾力感【PHOTO】

日本の「筋トレ女子」ブームと同じく、身体を鍛える女性が増えている韓国で人気を広げているが、チョン・ヘビンはどのようにしてその美ボディを作り上げたのか。

ソウルで行った独占インタビュー第2回の今回は、彼女のボディメイクの秘訣に迫りたい。

「完璧なSライン」と絶賛

もともとはアニメ制作会社でOLをしていたというチョン・ヘビン。前回のインタビューでは、デスクワークをするうち10kgも太ってしまったことが運動を始めたきっかけと話していた。

ただ、“女神の美しさ”とされるインストラクターのイ・ユジュなども人気を集めるヨガや、手軽に行えるウォーキングなどではなく、ウェイトトレーニングを選んだのはなぜだったのか。

「一番カロリーを消費できる運動だからです。手っ取り早くお腹や太ももの贅肉を落とすには、ウェイトトレーニングが最も良いと考えたんです」

自ら「サバサバした性格」と言っていただけに率直な答えが返ってきたが、いざウェイトトレーニングを始めるとその魅力に取りつかれてしまったという。

現在は週に2~3回のトレーニングを欠かさない。

「一日ひとつ、部位を絞ってトレーニングしています。一日に満遍なく鍛えるよりも、ある日は背中、またある日は肩、次は下半身…と分けてトレーニングをした方が、効率よく鍛えられるんですよ」

特に体幹のトレーニングには力を入れているという。

「体幹を鍛えるのがもっとも重要だと思っています。スクワットやデッドリフトをやるときも、体幹が弱いと腰を痛めたりする恐れがありますから、トレーニングを続けるためにも体幹を鍛えるのは大事です。

マシンを使って負荷をかけるよりも自力で鍛える場合が多いため、体幹のトレーニングが難しいのも事実ですが、美しい姿勢をキープするためにも必要不可欠な筋肉なので、重点的に鍛えています」

実際、チョン・ヘビンの美しい姿勢には関心が集まっている。彼女にいち早く目を付けたフィットネス専門誌『MAXQ』が今年7月号の表紙モデルに抜擢した際は、「完璧なSライン」「息を呑む後ろ姿」と韓国メディアも絶賛していた。

(参考記事:9頭身女神とミス・コリア出身モデルの競演。韓国マッスル美女の“砂浜バカンス”グラビアがすごい

“韓国7大美ボディ女神”と共通認識

学生時代は勉強漬けで、どちらかといえばスポーツとは縁遠いタイプだったというが、いまでは運動漬けの毎日を送っているチョン・ヘビン。最近は趣味でゴルフも始めたそうだ。

以前、テレビCMで人気女優キム・サランの代役を務めた“ミニスカ美ボディ韓流ゴルファー”チョン・ヒョヌも「ピラティスはゴルフの上達に役立つ」と語っていたが、ピラティス講師を務めるチョン・ヘビンの腕前も気になるところだろう。

いずれにしても、すっかり運動が生活の一部となっていることは間違いないが、チョン・ヘビンは、運動を長く続ける秘訣があると語る。

「基本的なことですが、怪我を最大限避けること。安全が第一です。短い時間で身体を作ろうと強い負荷をかけても、怪我をしたら運動を続けられなくなってしまいます。それでは元も子もありませんよね。

私は特に膝と腰が悪くて、怪我のリスクも高いので慎重にトレーニングを行っています。 “安全に、ゆっくり”を意識するのが、長く運動を続けるコツです」

“韓国7大美ボディ女神”のひとりに数えられる“現役女子大生マッスル美女”イ・フィジンも、以前に行ったインタビューで「怪我をしないことが最も大切」と語っていたが、むやみに運動の強度を高めないというのは、韓国マッスル美女たちの共通認識でもあるようだ。

(参考記事:選ばれし7人の“マッスル美女”。時代が求め大衆が憧れるミューズ(女神)たち

そんな心構えでトレーニングを続け、「2018年最高の美ボディ」を手に入れたチョン・ヘビン。

その健康美に憧れ身体を鍛える女性も多いが、ボディメイクが流行にもなっている韓国の状況をチョン・ヘビンはどう見ているのか。次回は韓国ボディメイクブームについて訊いてみたい。(つづく)

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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