ダブル熱帯低気圧はダブル台風へ発達する見込み
ダブル熱帯低気圧はダブル台風へ
気象庁からフィリピンの東にある熱帯低気圧aが今後台風へ発達する見込みとの情報が発表されていたのに続き、小笠原諸島の東にある熱帯低気圧bも今後台風へ発達する見込みとの情報が発表されました。
もともとフィリピンの東にある熱帯低気圧の方が先に発生していたので、熱帯低気圧の番号としてはフィリピンの東にあるものがa、小笠原諸島の南東にあるものがbとなっていますが、今後は台風へ先に発達した方が台風9号、次に発達したものが台風10号ということになります。
ちなみに同じ時間に発生すれば、フィリピンの東にある熱帯低気圧aが台風9号となります。
ではダブル台風が発生した後の進路はどうなるでしょうか。
ダブル台風発生後の進路は?
フィリピンの東にある熱帯低気圧aは台風に発達後、あす23日(火)からあさって24日(水)にかけてフィリピンの北部をかすめるように西進し、25日(木)頃には中国大陸へ上陸する見込みです。
これまでは台湾付近を北上し、先島諸島に影響するような計算も散見されましたが、最新の計算ではほぼ台湾の西海上を北西進し、中国大陸へ向かう進路で揃ってきました。ただ先島諸島は、台風が過ぎるまでは油断禁物です。
一方、小笠原諸島(父島)の南東にある熱帯低気圧bは、台風へ発達後、東経150度線に沿って北上し、あさって24日(水)から25日(木)にかけて日本の東を離れて北上する見込みで、26日(金)までには北海道のはるか東で温帯低気圧に変わる見込みです。
種々の計算をみても、こちらの台風が本州付近へ進んでくるような計算はほとんどなく、いずれも日本の東を北上する計算でほぼ揃っているため、海上を除いてはほぼ影響はないものと思われます。