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千賀は1.1イニング3失点で降板。メッツはここまでのポストシーズン5勝中4勝が逆転勝利だが…

宇根夏樹ベースボール・ライター
千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)Oct 13, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 10月13日(日本時間14日)、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第1戦に登板した千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)は、1回裏の2失点に続き、2回裏にもう1点を追加されたところで、マウンドを降りた。

 1回裏は、先頭打者の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)を二塁ゴロに仕留めたものの、そこから3人続けて歩かせ、2死からマックス・マンシーにシングル・ヒットを打たれて2失点。2回裏は、四球とセーフティ気味の送りバントに、大谷のシングル・ヒットで1失点だ。

 ここまでのポストシーズンでメッツが勝った5試合のうち、先制点を挙げたのは、ディビジョン・シリーズの第3戦しかない。

 ワイルドカード・シリーズの第1戦は1回裏に2失点(0対2)、第3戦は7回裏に2失点(0対2)、ディビジョン・シリーズの第1戦は1回裏に1失点(0対1)、第4戦は4回表に1失点(0対1)。いずれも、そこから逆転し、勝利を収めた。ワイルドカード・シリーズの第1戦は、4回裏の2失点により、再び3対4とリードされたものの、直後の5回表に5点を挙げた。

 ただ、逆転勝利の4試合とも、3点以上リードされたことはなかった。

 一方、ドジャースは、ディビジョン・シリーズ第3戦の3回裏以降、得点を許していない。この試合は、5対6で敗れたものの、3回裏から8回裏まで6イニング無失点。第4戦と第5戦は、2試合連続の完封勝利だ。スコアは、8対0と2対0だった。

 リーグ・チャンピオンシップ・シリーズの第1戦で、ドジャースは、さらにリードを広げている。4回裏に、トミー・エドマンのシングル・ヒットと大谷の二塁打に、フレディ・フリーマンのシングル・ヒットで3点を加えた。これを書いている時点で、試合は4回裏まで終わっている。スコアは6対0だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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