《気分はすっかりチェ・ゲバラ》横浜の住宅街に珍しさ満点のキューバ料理をたずねて【横浜市中区】
横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!
みなさんはキューバってご存知ですか?
アメリカのフロリダ半島の沖合、カリブ海に浮かぶ人口112万人の島国です。
正直、みうけんのキューバの知識といったらチェ・ゲバラくらいしか知らないのですが、そんな知られざる国・キューバのお料理が横浜で食べられるってご存知ですか?
そのお店が、今回紹介する「La Casa De Fumie」(ラ・カサ・デ・フミエ)さんです。
最寄りの駅は山手駅になりますが、そこからも坂を延々と登って、ようやっとたどりついた根岸森林公園。
その根岸森林公園のすぐ脇にあるお店で、教えてもらわないとなかなか辿り着けないような「隠れた名店」なのです。
このお店を切り盛りされるのは、ラテン系のノリが全開で、とっても明るいフミエさん。
このフミエさんがワンオペで切り盛りされる、キューバを中心とした中南米料理のレストラン&バーなのです。
店内はカウンター・テーブル・小テーブルとあり、フミエさん渾身のキューバ料理を楽しみながら少人数でじっくりと、大人数でワイワイと楽しめるお店です。
世界を旅行する事とお料理が大好きというフミエさんのお名前そのまま、日本語訳「フミエの家」という店名に活かされています。
そして、なぜか店内に飾られたアントニオ猪木さん。
プロレスの大ファンだというフミエさんは、南米の話、プロレスの話、バイクの話・・・とても話の引き出しに富んだ方で、このフミエさんの軽快なトークを楽しみに訪れる常連さんも多いことでしょう。
メニューを拝見すると、いろんなお料理がズラリ。
名前だけだと、どんな料理か分かりづらいというところもありますが、それぞれがどんなお料理か丁寧に教えてくださいますので心配もありません。
この日は取材も兼ねて家族で訪問し、いろいろと注文させて頂きました!!
「キューバプレート(チキンorポーク)」(1200円)
キューバの良いところどりをした、豪華なワンプレートです。
チキンとポークが選べますが、ここはチキンで。
このチキン、皮目がパリッと・中はジュワッと・旨味もしっかり。
噛むごとにお口の中に旨味と食感が響きあって、もんのすごく美味しいのです。
フレッシュな野菜がたくさん入ったサルサをご飯にかけて食べてみましょう。
このサルサ、スキッとした酸味が効いていて食欲をそそります。これはもう言葉に言い表せない美味しさですねぇ。
チキンは塩と胡椒を効かせたシンプルな美味しさだから、鶏肉本来の旨味が実に活きています。
チキンは皮をむく、という方も多いと思われますが、ここは是非とも皮を楽しんでいただきたいです。
ごはんはフェイジョン(お豆)が入ったご飯で、かなり食べ応えあり。
豆の甘さとホクホクさは、ご飯との相性がバツグンです。
中にしれっと仕込まれたアボカドも、良い箸休めになります。
トロッとコッテリで、「畑のマグロ」と呼ばれるのもわかるような気がします。
「ロモサルタード」(1200円)
ロモサルタードはペルーやエクアドルの代表的な国民食で、牛肉と野菜を醤油味で炒めたもの。
えっ、醤油味!? と思うかも知れませんが、中国から移住してきた中国人の影響を色濃く受けているんだとか。
たっぷりのご飯の上に、牛丼を思わせるようなフワフワな牛肉の薄切りと野菜を炒めたものが乗っていて、さらにホクホクなフライドポテトが盛り付けられています。
醤油味なので日本人の舌に絶妙に合うし、塩気だけではなくスッキリとした酸味も感じる事ができて、これはご飯がババババと進んでしまう、ついつい食べすぎてしまう美味しさです。
「鶏の唐揚げプレート」(1200円)
これは子供たちのために注文です。
見るとビックリするような大皿に、大盛りでやってきました!
カレーはコクがあって、具沢山。そこまで辛くもないので子供でも美味しくいただけたそうで、子も「コクがあって美味しい!」とカレーを絶賛していました。
唐揚げの衣はカリッと・肉はジュワッと。量もたっぷり入っているので食べ応えがあります。その傍にたっぷり添えられた野菜も、箸休めとして良い仕事をしてくれています。
◆◇◆後記◆◇◆
こちらの名物は、なんと言ってもニコニコを絶やさない、気さくでラテンなお姉さん!!
もともとお料理が好きで、お惣菜屋さんから始まったのちに紆余曲折を経て、キューバ料理に行き着いたという異色な経歴は、聞いているだけで楽しいです。
さらに、世界じゅうを旅されたこと、世界中のいろんな食べ物に対する広くて豊富な知識、キューバ料理に対する愛情などがものすごく伝わってきて、世界旅行や世界の美味しいものが好きな方であればグイグイと引き込まれていってしまうでしょう。
根岸森林公園のすぐわき、キューバ料理が美味しい「La Casa De Fumie」さん。
ワンオペである事と、ケータリングなどにも力を入れているので不在である事も多いのだとか。
そのため、訪問される際は一度お電話されて予約されるのが間違いはないと思います。
このお店は大変お気に入りなので、いつか全メニュー制覇を目指してみたいと思います!!
お試しを!
090-7224-8926
営業時間 11:00〜14:00 18:00〜22:00
定休日 月曜日
※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。
※レビューはあくまでも筆者の嗜好によるもので、皆様のお好みとは異なる場合があります。