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核合意への道/イラン・アメリカ関係の軌跡(4)-悪の枢軸

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

アメリカでは2000年の大統領選挙でジョージ・W・ブッシュ(息子)が辛勝し、2001年にホワイト・ハウスの主となった。その年の秋、同時多発テロが起こり、ブッシュはアフガニスタンのターレバン政権への攻撃を決定した。作戦は空爆によってターレバン政権の拠点を叩き、ターレバンに反対していた北部同盟を支援し、その力でアフガニスタンの体制を変えるというものであった。北部同盟はタジク人などのアフガニスタンの少数派の組織であった。ちなみに、これに対するターレバンは多数派のパシュトゥーン人が構成している。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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