核合意への道/イラン・アメリカ関係の軌跡(4)-悪の枢軸
アメリカでは2000年の大統領選挙でジョージ・W・ブッシュ(息子)が辛勝し、2001年にホワイト・ハウスの主となった。その年の秋、同時多発テロが起こり、ブッシュはアフガニスタンのターレバン政権への攻撃を決定した。作戦は空爆によってターレバン政権の拠点を叩き、ターレバンに反対していた北部同盟を支援し、その力でアフガニスタンの体制を変えるというものであった。北部同盟はタジク人などのアフガニスタンの少数派の組織であった。ちなみに、これに対するターレバンは多数派のパシュトゥーン人が構成している。
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