後半戦の1週間で最も三振の多い打者は…。大谷翔平は27打席で14三振、三振率51.9%
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7月23日、ロサンゼルス・エンジェルスのジョー・マッドン監督は、大谷翔平とジャレッド・ウォルシュをスターティング・ラインナップから外した。
この2人は、オールスター・ゲームに出場した。後半戦が始まってからの1週間(7月16日~22日)は、大谷が打率.167と出塁率.259、ウォルシュは打率も出塁率も.185だ。エンジェルスでこのスパン(6試合)に計10打席以上の10選手中、彼らの打率と出塁率は、それぞれのワースト3に位置する。あと1人は、どちらもフィル・ゴスリンだ。打率.083はワースト、出塁率.214はウォルシュに次いで低い。
また、後半戦のホームランは、大谷が1本、ウォルシュは0本。ウォルシュは27打席で8三振ながら、大谷は同じ27打席で14三振を喫している。
このスパンに、大谷より多くの三振を喫した選手は、15三振のボビー・ブラッドリー(クリーブランド・ガーディアンズ)しかいない。パトリック・ウィズダム(シカゴ・カブス)が大谷と並び、13三振のフランミル・レイエス(ガーディアンズ)、12三振のジョーイ・ギャロ(テキサス・レンジャーズ)とハビア・バイエズ(カブス)が続く。ブラッドリーとレイエスが在籍するチームの名称は、まだガーディアンズではないが、改名の経緯を踏まえて、こう表記してみた。
10打席以上の304人中、三振率50%以上――打席の半数以上が三振――は5人。ブラッドリーが55.6%(15三振/27打席)、マット・カーペンター(セントルイス・カーディナルス)が54.5%(6/11)、大谷が51.9%(14/27)、ウィズダムは50%(14/28)、ギャロも50%(12/24)だ。
もちろん、これらは、ごく短いスパンの結果に過ぎない。スランプと呼ぶのは、まだ早い気がする。
なお、エンジェルスは、7月23日の試合に敗れた。4対0とリードしながら、徐々に追い上げられ、8回裏に逆転された。大谷は出場せず。ウォルシュは代打で起用され、そこから一塁を守った。1打席目は二塁ゴロ、2打席目は見逃し三振に終わった。