暖冬でバラが咲かなくなる恐れも…!後悔しないバラの誘引・剪定スケジュールをガーデニングのプロが解説
こんにちは!ガーデニングコーディネーターのみゆきです。
突然ですが、この冬、暖かくないですか?
1月半ばに差し掛かり、やっと寒くはなってきたものの、日中は暖かい日が多いです。
人間にとっては嬉しいですが、暖冬でもしかしたら春の開花に影響が出るかもしれません。
この記事ではバラに絞って、暖冬で考えられる影響と対処法後悔しないバラの誘引・剪定スケジュールについて解説します。
(この記事は、中間地〜暖地を想定しています。)
暖冬で花が咲かない!?考えられるバラへの影響
①花数が減る
暖冬の影響で1月上旬でもバラがきれいに咲いていましたよね。
一見、うれしいことのようですが、春のバラの花数が減る恐れがあります。
バラは気温が寒くなってくると休眠します。休眠することで、株元に栄養分を蓄えるのです。
暖冬の影響で、バラの休眠が遅れています。
暖冬→休眠が遅くなる=十分な栄養分を蓄えられない
ということです。
また、一季咲きのバラやオールドローズは、寒さに当たると花芽が形成される性質があります。
今シーズンは暖かい時期が長かったため、花芽形成にも影響があるのでは?と考えられます。
②新芽が傷む
しかも、本来は小さいままのはずの新芽が、暖冬で動いてしまい、少し膨らんでいました。
これから寒波がやってくると、新芽が傷む恐れがあります。
そうなると、今後の成長や開花に影響が出る可能性が高いです。
③病害虫の被害が増える
暖冬で病害虫も冬越ししてしまいます。
ガーデニング作業をしていて葉をめくると、虫が冬眠していた…なんてことが今シーズンよくあります。
本格的なガーデニングシーズンがやってきたら、例年以上に害虫や病気の被害が増えるのではないかと予想されます。
春のバラをたくさん咲かせるためにどうしたらいいか
春のバラをたくさん咲かせるためには、バラに養分をたくさん蓄えさせるのが重要です。
そのために、できることは以下のことです。
- 強制的に休眠させる
- 誘引・剪定をする
- 寒肥をやる
今咲いている花を切って、葉をむしることでバラを強制的に休眠させることができます。
2月下旬にはバラの養分が株元から枝先に動き始めるので、誘引・剪定は遅くとも2月中旬には終わらせたいです。
また、寒肥(有機肥料)を与えることで、バラの芽吹きに勢いをつけることができます。
ぜひこれらの作業をやってみてくださいね!
他には、病害虫被害が広がらないためにも、落ち葉拾いをしたり、消毒(3月ごろから)をすることも効果的です。
まとめ
暖冬のバラへの影響や対処法についてまとめました。
春にたくさんバラが咲いてくれることを祈っています。
この記事の内容は、動画でも詳しく解説しています。
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