とりあえず植えておけば毎年勝手に咲く花!ラクしてガーデニングを楽しみたい方必見!園芸のプロが解説
お花を植えっぱなしにしておくと、勝手に種がこぼれて増えていきます。そんなこぼれ種で増える植物は、手間のいらない庭づくりで重宝する存在です。
この記事では、こぼれ種で毎年5月に咲く花の矢車菊とアガパンサスを紹介します。
こぼれ種で毎年5月に咲く花|矢車菊
こぼれ種で毎年5月に咲く花 1つ目は、矢車菊です。一年草セントーレアとも呼ばれています。
放射状に広がる花の形が、鯉のぼりの矢車に似ていることから名付けられているんだとか。
矢車菊は、青、紫、ピンク、白などの花色があって、混じって咲くととても可愛いです。
花が咲き終わった後、そのまま放置しておくとこぼれ種で発芽してくれます。
すごく丈夫な植物で、よく畑とかでも群生しているのを見かける方も多いのではないでしょうか。
矢車菊は一年草なので、花が咲き終わった後は完全に枯れてしまい、こぼれ種で新たに株が育ちます。
ただ、うちは矢車菊を植えても2、3年くらいでなぜか消えてしまうんですよね。
なので、秋に種まきをして育て直しています。バラの咲く時期と同じですし、他の植物との相性もいいので、できたら毎年生えていてほしいなと思うんですけどね。なぜか消えてしまうんです。
「こぼれ種でよく増える」と言われているものでも、環境の合う合わないで増えやすさが違ってきますね。
こぼれ種で毎年5月に咲く花|アグロステンマ
こぼれ種で毎年5月に咲く花 3つ目は、アグロステンマです。
実は、ヨーロッパでは麦畑の横に広がる雑草という扱いなんです。それくらい丈夫で増えやすいです。
アグロステンマも一年草ですね。
アグロステンマは花が終わった後、花の下の部分が膨らみます。この中に種がぎっしり入っているんです。アグロステンマの種は、だいたい1mmくらいで割と粒が大きめです。
こぼれ種で増やしたい場合、花が終わった後に放置しておいてもいいんですが、種を取り出してばら撒いておくと確実に増えますね。もしくは、種を取り出したら、茶封筒などに入れて乾燥させておいて、保管しておきます。保管したアグロステンマの種は、9月ごろに種まきをしておくと次の春に再び咲いてくれますよ。
種を保管しておいて、秋に種まきする方法は、発芽するかしないかを確実にチェックできるというのと、植える場所を決められるというメリットがあります。
どの植物にも言えることですが、
- お庭の植栽をコントロールしたい方→種とりして種まき
- 面倒なことをしたくない・自然なままの風景にしたいという方は→こぼれ種
という感じで増やすのがいいですね。
アグロステンマはうちの庭でも毎年すごくたくさん生えてくれていたんですが、今年はお庭改造計画でいろんなものを抜きまくったり、土を混ぜてしまったせいか、こぼれ種育ちがついにゼロになってしまいました…。こぼれ種で植物を増やしたいなら、土はあまりいじりすぎないほうがいいんですよね。
3月ごろに白花のアグロステンマを2株植えたので、これが来年こぼれてくれることを期待しています。
秋になったらアグロステンマの種を買ってきて、種まきしてみようと思います。それくらい私は好きな植物です。
まとめ
矢車菊とアグロステンマについてご紹介しました。
どちらも草丈が高いので、風にそよぐ姿がとても美しいです。
矢車菊とアグロステンマの他にもこぼれ種で毎年5月に咲く花を動画で紹介しています。ぜひこちらもご覧くださいね。