厚さ約3センチ!?今までに体験したことのないやわらかい牛タンが食べられる定食屋に行ってきた
仙台グルメといえば一番に挙げられるのが「牛タン」。定食屋以外に焼肉店でも食べられる「牛タン」ですが、中には牛タンは固くて薄い・・・と感じている方も少なからずいるのではないでしょうか。
実は、仙台牛たん定食屋と焼肉店の牛タンは同じようで多くが異なります。今回は、最厚3センチのやわらかくて旨みたっぷりの「牛タン」が食べられる仙台牛たん定食屋が2月9日にオープンするので一足先に行ってきました。
牛タンを食べた後にぴったりの店舗限定スイーツもご紹介します。
極厚牛タンを提供する仙台牛たん定食屋
今回訪れたのは、2月9日(木)の肉の日にオープンする仙台牛たん定食屋「牛たん けやき 仙台一番町本店」。仙台市地下鉄東西線「青葉通一番町駅」北1番出口より徒歩3分の場所にある「ぶらんど〜む一番町商店街」を一本路地に入った場所にお店はあります。
「牛たん けやき 」は、栃木県4店舗、新潟県1店舗、茨城県1店舗、福島県1店舗、埼玉2店舗にあり、 仙台一番町本店は「牛たん けやき」リブランド1号店。2月9日の(肉の日)、11時29分(いい肉)の時間にオープンします。
店内は、自然の木の温もりが感じられる落ち着いたレイアウト。20席ほどあり、牛タンの持つ伝統あるイメージは大事にしつつ、女性でも入りやすい明るいデザインを意識したとのこと。
1人でも利用しやすいカウンター席もあります。
仙台牛タンと焼肉店の牛タンの違い
「牛タン」の歴史は遡ること昭和23年。戦後の混乱期に杜の都仙台で、仙台牛たん焼きは生まれました。今や仙台名物として全国に知れ渡っている牛タンですが、仙台牛タンと焼肉店の牛タンは同じようで多くが異なります。
その違いは「厚さ」と牛たん職人による「仕込み」です。分厚くスライスした牛タンを数日かけて「仕込み」といわれる熟成作業を行います。
その工程は、温度管理から湿度管理、熟成期間にいたるまで、まるで手造りの日本酒を醸造するような繊細な作業といわれているのだそう。
牛タンの部位について
牛一頭から取れるタンは、1本2キロ程度。「たん先」、「たん中」、「たん元」の大きく3つの部位に分けられます。
「たん先」と「下がり」部分は固いため一般的には、牛たん焼きには使用しません。これらは、たんシチューや牛タンカレーなどの煮込み料理として多く使用されています。
「牛たん けやき」で使用する部位は、牛一頭からわずか750グラム前後しか取れない「たん中」~「たん元」の霜降りの希少部位を選定しています。
最厚3センチ!?超極厚切三種盛定食
そんなこだわりの牛タンを使用する「牛たん けやき」の仙台一番町本店オープンに合わせて、「超極厚切三種盛定食」、「特上たん超極厚切定食」、「牛たんひつまぶし御膳」の3メニューが新たに登場。
その中で「超極厚切三種盛定食」は、3種類の異なる牛タンを食べ比べすることができる、牛タン好きにはたまらない定食です。
プレートにのっている牛タンは左から、約1.8センチの上たん、けやき最厚3センチ特上たん、約2センチ角の低温調理赤身たんです。
それぞれの牛タンを、左から「牛たん南蛮味噌」、「生わさび」、「牛たん食べるラー油」、「塩レモン」、「サクサク牛たん醤油」5種の調味料で味変しながら楽しむことができます。
けやき最厚3センチ特上たん
特に、最厚3センチで切り出している霜降りの一番多い特上たんはこだわりの厚切り。牛タンといえば弾力のあるイメージが強いですが、それでもやわらかくできるのは肉のことを知り尽くしたシェフならではの技があります。
「牛たん けやき」にも、切り方や熟成、味付け、焼き方など他社には絶対に真似できない牛タンへのこだわりがあるのです。
最厚3センチの特上たんを食べてみた
最厚3センチの特上たんは、しっかりした弾力がありながら、噛んだ時のやわらさに驚愕。そもそもこんなに厚い牛タンを食べたことがなかったのですが、口の中で旨みが爆発するだけなく食べ応えも抜群!
今までの牛タンのマイナス部分が払拭されるくらい、大満足の味わいでした。
こだわりは牛タンだけではありません。例えば牛たん定食でお馴染みの「麦めし」は、国産米ともち米をブレンドして焚き上げています。
水溶性と不溶性の2つの食物繊維が豊富な「麦めし」は、もちもちした食感。牛タンとの相性も抜群です。
また、「味付とろろ」は、長芋とやまと芋をブレンドし、4種類の魚節から旨みを抽出した白だしで味付け。ミネラルやビタミン類が多く含まれています。ぜひ麦めしにかけてどうぞ。
「テールスープ」は、牛の尻尾を長時間煮込んで作るスープにコラーゲンがたっぷり。あっさりしているので、こってりしている牛タンの合間に飲むのにおすすめです。
出汁で楽しむ「牛たんひつまぶし御膳」
「牛たんひつまぶし御膳」は、厚切りに焼いた赤身部分を食べやすい大きさに切り、薬味や出汁をかけていろいろな食べ方を楽しむことができる牛たん御膳です。
牛たんひつまぶしの食べ方
「牛たんひつまぶし御膳」は、4通りの食べ方を楽しむことができます。
まずはお茶碗に盛り牛タンとご飯をそのまま食べてみてください。牛タンとの間には、調味料で味付けしたしょうゆベースのやわらか煮が入っているので、牛タンとご飯との組み合わせにも注目です。
次に、ネギやわさび、海苔などの薬味をのせて味わいのアレンジを。また「味付とろろ」がついてくるので、たっぷりとかけて食べてみてください。
最後は、出汁をかけてお茶漬けのように味わってみてください。4通りの食べ方を楽しんだ後は、一番おいしかった食べ方を試してみてくださいね。
食後にぴったりな店舗限定デザート
仙台一番町本店のオープンに合わせて、デザート「ずんだチーズケーキ」も発売されます。
仙台らしい地元のずんだ餡をのせたチーズケーキは、ずんだ餡の濃厚さと酸味がアクセントに。チーズケーキのさっぱりした後味が、こってりした牛たん定食やひつまぶし御膳を食べた後に食べるのにぴったりです。
いずれは、東京にも出店を予定しているのだそう。最厚3センチの今までに体験したことのないやわらかい牛タンが食べられる日もそう遠くないはず。ぜひ絶品の牛タンの味を体験してみてください。
【店舗概要】
牛たん けやき 仙台一番町本店
住所:宮城県仙台市青葉区一番町3-9-2 プラスビル1F
電話番号:022-399-9391
営業時間:昼 11:00~15:00(L.O.14:30)、夜 17:00~22:00(L.O.21:30)
オープン日:2023年2月9日(木)11:29(肉の日/いい肉)
定休日:なし
駐車場:なし
公式ホームページ(外部リンク)
公式Instagram(外部リンク)
取材協力:牛たん けやき