現在、京都でカレーの専門店といえば、それこそた〜くさんありますが、今回お伺いしたのはそのなかでもかなり早いタイミング、1983年にオープンされたという歴史を持っているお店。かなり久しぶりの訪問だったのですが、やはりそのおいしさは変わらず。早速ご紹介しますね。

こちらが「ガラムマサラ」さん。場所は白川通沿い、エリアでいうとラーメン激戦区である一乗寺の少し東側。最寄り駅は叡山電鉄の一乗寺駅、もしくは茶山・京都芸術大学駅で、いずれも徒歩11分とグーグルマップが教えてくれました。

店頭にはこんなメニューが。本日のカレーですが「ミーンコランブ タミルナドゥ州の鯵のカレー」とのこと。なるほど、そうきたか……ってどうきたのか、まったくわかってませんが、とにかく店内へ。

店内はこんな感じ。その昔お伺いしたときとはかなりテイストが違っております。ご覧のとおり、オシャレなカフェ風と申しますか、いわゆる木の温かみを感じるウッディな空間と申しますか、いずれにせよ明るく、落ち着いて食事ができる雰囲気でございます。

店内の黒板には今日のスペシャルと改めて本日のカレーについて掲示されておりました。なるほど、本日のスープ、そして本日のビリヤニ、さらに本日の一皿があるんですね。そんで店頭にもあった本日のカレーについても、ここで理解しました。スモーキーな酸味と魚の出汁がマッチしたカレーなのですね、ふむふむ。そして……。

こんなメニューも貼られておりました。これは本日のカレーが「ノンベジミールス ミーンコランブ」ってことですよね、きっと。副菜もこんなにあるのか……と考えてますと、さらにですね。

こういう冊子タイプのメニューも用意されておるんですよ。ミールス（定食的なもの）以外にもキーマやビーフなどのカレーもスタンバイ。さらにディナー＆週末メニューとしてサイドメニュー、サラダ、スープなどもありました。お伺いしたのは平日のランチなので、ディナー＆週末メニューは置いとくとしても、ミールスかアラカルトのカレーか、そしてミールスにするならベジかノンベジか……。おっとさらにビリヤニもあったわね〜〜となると、もうどうしていいのかわからなくなりました。と、スタッフの方から本日のカレーがあと2つで終了するとお知らせが。無くなると聞いたら食べたくなるのが人情というもの。というわけで今回は……。

本日のカレー、ノンベジミールス1,500円をお願いしました。いろんなカレー、そして副菜が載ってるこのスタイル、個人的に大好きなんです。色もキレイですし、香りもいい。もう食べる前からワクワクしてくるんですよね。

こちらがミーンコランブ（鯵のカレー）、ラッサム（タマリンドの酸味が効いたスープ）、ダール（豆のスープカレー）という、おおまかにいうとライスにかけていただくカレー的なものと認識しました。ラッサムは酸味とコクがあり、ダールはやさしい味わい、そしてミーンコランブは魚の旨みにスパイスが合わさって、なんともいえないおいしさでございます。

ライスにそびえていたパパドは、スタッフの方のアドバイスどおり（メニューにも書いてました）、細かくしてライスの上にパラパラッと散らしました。

あとはまずそれぞれの味を楽しんだら、好きなものをミックスして、いろんなバリエのおいしさを楽しむのみ。カレー的な3種がおいしいのはもちろん、副菜もそれぞれに味、食感が違ってまして、コレとコレを合わせておいしー！ アレとコレを合わせておいしー！ アレとコレとコレも合わせてまたおいしー！ と何を食べてもうーんおいしー！しか出てこない。この手のスパイス系が好きな人にはたまらんお味でございました。

こちらは「シュリンプ ビリヤニ（ライタ付）」1,450円です。お皿いっぱいに盛られたビリヤニの上にはエビがコロコロ。ひと口いただくと、なんて言うんでしょう、ふんわりやわらかしっとりとした食感がお口に広がりまして、スパイスの香りがあとからやさしく追いかけてくるというか。そこにプリッとしたエビが合わさって、これまたおいしー！ ライタ（調べるとヨーグルトを使ったサラダ的なものとのこと）を合わせると、また違った味が楽しめて、こちらも大満足の一皿でした。

帰りしな、入り口の辺りを見てみるとこんな感じでオリジナルのカレーやチャイ、カレーあられなども販売されてました。こちら京都市内のいくつかの店舗、そして大阪、名古屋、埼玉でも手に入るほか、ネットショップでも購入できるとのことなので、気になる方はチェックしてみてください。

久しぶりの訪問となった「ガラムマサラ」さん。お店の雰囲気は変わってましたが、そのおいしさは変わらず。というか、よりパワーアップしてるんじゃない！？ って感じでした。今度はそれほど日を開けず、またお伺いしたいと思います！