【京都市】中京区『二条城』の近くにあった『二条城撮影所』と最古の映画『忠臣蔵』
京都初の撮影所『二条城撮影所』
日本映画史を語る上で、二条城エリアが実は大きな役割が担っているいることを、初めてしりました!
明治43年(1910年)に牧野省三と横田商会(横田永之助)は京都で初の撮影所を開設しました。
『二条城撮影所』として、世界文化遺産でもある「二条城」の西南隅櫓300坪の土地に建設。
低い板敷の舞台を設え,それを開閉自由の天幕で覆うという簡単なもので,背景はすべて書き割りであったと言われています。
大正から昭和初期の日本映画隆盛の一時代を築いた京都の映画産業の礎となりました。
現在はその記念碑を見ることができ、『映画の都』としっかり記されてます。
最古の『忠臣蔵』
『日本映画の父』である牧野省三氏と『日本最初の映画スター』である尾上松之助氏がコンビを組み、日本映画最初の全通しの「忠臣蔵」映画、すなわち「最古の『忠臣蔵』」が撮影されたのです。
その後、二条城撮影所は、法華堂撮影所(上京区御前通一条下る)ができるまで2年間使われました。
明治45年(1912年)に、二条城撮影所が閉鎖してしまいます。
京都映画賞創設記念・二条城撮影所誕生111周年記念 活動写真弁士による「最古の『忠臣蔵』特別上映会」が令和3年3月21日に、世界遺産 元離宮二条城 重要文化財・御清所にて行われました。
『映画の都』で撮影されたデジタル復元版(90分)の『忠臣蔵』が27日正午から24時間、京都市が今春創設する「京都映画賞」のプレイベントとして、インターネット上で無料配信されました。
京都では、ぶらぶらと観光しながらも、あちこちで『映画の歴史』を感じることができますね。
二条城撮影所跡
所在施設: 京都市立中京中学校
所在地: 〒604-8384 京都府京都市中京区西ノ京式部町50−1