日韓の野手がMLBでチームメイトになるのは、筒香嘉智とジマン・チョイが何組目?
筒香嘉智が入団したタンパベイ・レイズには、韓国人メジャーリーガーのジマン・チョイがいる。日韓の選手が、メジャーリーグでチームメイトとしてプレーすることは珍しくない。その1組目は、1995~98年にロサンゼルス・ドジャースでともに投げた、野茂英雄とチャンホ・パクまで遡る。2019年も、ドジャースには前田健太とヒョンジン・リュがいた(リュはオフにFAとなった)。
そのなかで、どちらも野手のチームメイトは、中村紀洋とヒーソプ・チョイ(2005年/ドジャース)、イチローとシンス・チュー(2005~06年/シアトル・マリナーズ)、城島健司とチュー(2006年/マリナーズ)、福留孝介とチュー(2011年/クリーブランド・インディアンズ)、青木宣親とデホ・イ(2016年/マリナーズ)の5組だ。韓国で生まれ、数ヵ月後にアメリカ人夫婦の養子になったロブ・レフスナイダーを含めると、青木とレフスナイダー(2017年/トロント・ブルージェイズ)が増え、6組となる。
ただ、この6組のうち、チームメイトとしてフルシーズンを過ごしたのは、青木とイだけだ。中村の出場は、シーズン序盤の17試合のみ。現在はテキサス・レンジャーズにいるチューも、当時はメジャーリーガーとしてスタートを切ったばかりだった。マリナーズでは2シーズンで計14試合に出場しただけで、2006年の夏にインディアンズへ移った。そこから数えて5年後の夏、福留はシカゴ・カブスからチューのいるインディアンズへ移籍。青木とレフスナイダーは、2人とも2017年の夏にブルージェイズへ移り、青木は1ヵ月経たないうちに退団した。
秋山翔吾と菊池涼介の動向にもよるが、現時点では、筒香とチョイは7組目――青木とレフスナイダーを数に入れなければ6組目――となりそうだ。開幕までに、チョイがレイズから放出される可能性はほとんどない。
なお、投手とレフスナイダーを含めても、チームメイトの日本人選手と韓国人選手が同じ試合で揃ってホームランを打ったことは、これまでに1度しかない。2011年8月23日に行われたダブルヘッダーの2試合目に、福留とチューがアベック・アーチを記録した。