【宮城県 東松島市】自動販売機はエンタテインメント - 流行りの冷凍肉販売機 - [大曲地区]
1ヶ月間走り回って、たいへんな仕事を休まず頑張った。月の終わりには美味しい食事で疲れを吹き飛ばしたい。そんな時に一気に引っ張りだこになる「焼肉」の文字。アツアツの鉄板の上に置かれた美しい模様の1枚の肉は、けたたましい『じゅうっ』という音とともに、くるりと身をよじらせる。そこにレモンや、こだわりのタレをまとって「焼肉」の美味しさを披露する。
焼肉の醍醐味の1つには、もちろん「肉」がある。「餅は餅屋」ということで焼肉店で味わうか、それとも肉の専門店でショーケース越しに睨めっこして肉を厳選しようか。でもちょっと値段が高くなるかもしれないと、ご近所のスーパーマーケットの肉コーナーを覗いてみようか。そんな時に『それじゃあ、ちょっと面白くないんじゃない?』と割り込んできた新参者。それは、日本文化の1つでもある自動販売機だ。
宮城県東松島市の大曲地区にあるムエタイ・ジム「Dragon Stadium(ドラゴンスタジアム)」のそばには、数台の自動販売機が一列に並んで設置されている。面白いのが、赤に挟まれている1台の黒い販売機。
実はジュースやコーヒーではなく、焼肉用の生の「牛肉」が冷凍販売されている。牛タン、ホルモン、ハラミの基本的な9種類の肉と、1種類の「お楽しみガチャ」が選べる。なにやら、お楽しみガチャは運が良ければ希少部位の「スペシャルな肉」が当たるみたい。そんなところが、自動販売機ならではのエンタテインメントだ。
どの肉にしようか?店で肉を選ぶよりもなんだか楽しく感じるのは、画面を見ながらボタンを押したりして、機械操作があるからかもしれない。『エイッ』と、お目当ての商品番号を押してお金を払う。
240g「牛たん切り落とし」を2種類(ねぎ塩・塩レモン)選んでみると、『ガション』と取り出し口に真空パック状の牛たんが登場。中には、薄さ5ミリ程の切り落とし牛タンがたっぷり!
直径25センチ程の大皿に並べると、目一杯になるほどのボリューム。切り落としなので厚みはないけれど、ジュウジュウと美味しい音をたてながら焼き上がった牛タンは、ほどよい歯応えと柔らかさで、美味しい。
今度『焼肉にする?』と声があがったら、ちょっとしたエンタテインメントが詰め込まれている自動販売機を頼ってみるのも、なかなかいいものだぞ。
名称:牛たん伝説「和顔(わげん)」の自動販売機
住所:宮城県東松島市大曲字堺堀140-3
※上記住所は自動販売機が設置されている「Dragon Stadium(ドラゴンスタジアム)」の住所です。
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