前線停滞で九州~関東は傘の用意を…関東は肌寒さ続いて週明けも「秋」と「夏」の同居続く:気象予報士解説
6日は秋雨前線の活動が弱まり、雨の範囲は縮小するも、九州~関東の太平洋側を中心に引き続き雨が降りやすいでしょう。
関東では秋らしい気温が続くものの、東海以西では日中気温が上がり、大阪や九州各地では30度以上の真夏日も…、そして「夏」と「秋」が列島で混在する状況は週明けも続きそうです。
今後の見通しも含めて気象予報士が解説します。
6日もスッキリしない天気
6日は秋雨前線が太平洋側に停滞し、5日よりも範囲は少ないものの九州~関東の太平洋側を中心に曇りや雨のスッキリしない天気が続くでしょう。
特に夕方以降は山陰など日本海側でも雨の範囲が広がりそうです。
気温は関東では上がらず肌寒さが続きますが、東海以西では真夏日が復活し、朝晩と日中の気温差が大きくなりそうです。
週明けも秋雨続く…気温変動さらに大きく
週明けも秋雨前線が停滞し、特に9日(水)~10日(木)頃は前線上で低気圧が発達する見通し。沿岸では雨・風が強まりそうです。
この低気圧が去ったあとは寒気が南下し、大幅に気温が下がるところが多いでしょう。
東京では10日の予想最低気温が15度と薄手のコートが必要な目安になるほか、名古屋や大阪でもカーディガンやニットのトップスが欲しくなるような気温が予想されています。
今のうちにタンスやクローゼットを整理して、気温変化に対応できるようにしておきましょう。
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