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【富田林市】錦織公園の晩秋は、12月に入っても楽しめそうです。紅葉狩りに、公園南口から北口まで縦断。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

いよいよ師走12月が迫ってきました。世間ではクリスマスモードが広がり、すでに正月用品を販売しているお店があります。しかし、まだまだ山々を見ると、晩秋の紅葉がピークに差し掛かろうとしているところ。

富田林市内で、もっとも気軽に自然が味わえるといえば「錦織公園(にしこおりこうえん)」でしょう。昨日のお昼に公園の南口から北口に向かって縦断してみました。まだまだ間に合う紅葉スポットを紹介します。

錦織公園についておさらいすると、大阪府営の都市(広域)公園で、面積は65.7ヘクタール(甲子園球場の約16倍)。市内を縦断している羽曳野丘陵の最南端に位置している無料の公園です。

園内にある河内の里などの一部を除いて24時間利用できるので、その気になればいつでも行けるのがうれしいところ。大阪みどりの百選にも選定されています。

今回は南側から北側に向けて歩いてみることにしました。公園の南側に面している府道38号線は、ちょうど河内長野市との境界線付近にあります。

公園に入った直後は、モミジもなく緑の葉に覆われた木と葉が落ちた木しか見えません。もう紅葉は終わりかと思っていましたが、公園の奥をよく見ると、赤いものが見えました。

いきなりモミジが目の前に現れました。それもここには滝があります。いろんな紅葉スポットが市内にありますが、滝と一緒に楽しめるところはそうそうありません。

激しく打ち付けるように落ちる滝の水と、その横に映える紅葉は、まるで山の奥に来たようです。

この滝の周辺では、ベンチなどでモミジを楽しんでいる人の姿を多く見ました。本来ならここで終わっても十分紅葉スポットの紹介になりますね。しかし、さらに公園の奥はどうなっているのか? 好奇心もあって前に進んでみました。

公園の訪問時は日曜日、それに加えて天気が良く青空が広がっています。そのような公園で過ごすまたとない日ということで、子供たちやファミリーの姿をよく見かけました。

紅葉以外にも、いろんな花が咲いています。これは山茶花(さざんか)の花。

錦織公園はモミジの名所というわけではありません。しかしモミジだけが紅葉をするわけではなく、それが幸いし、画像のようにいろいろな木の紅葉が見られます。

公園内を北に歩いて行くと、もっとも高台にある展望台にやってきました。展望台の上からは、公園全体とさらに遠くの絶景が見られます。さて紅葉の様子はどうなっているでしょうか?

展望台に上がってきました。ひとつひとつの名前はわかりませんが、いろんな木が色づいています。そして晩秋になっても緑色のままの木もあるので、この時期はカラフルな色の溢れる風景ですね。さらに、遠方に見える山々が良い借景になっていました。

方向を変えてみると、やはりはっきりと見えました。白い搭は、おなじみPLタワーこと大平和祈念塔(だいへいわきねんとう)です。

公園内を歩いていると、ところどころにモミジの木があります。やはりモミジの紅葉は最も美しい。公園内を歩きながらモミジの木を探してみるのも楽しいです。

さて、昼間の間だけ開放している河内の里まで来ました。さてこちらはどうなっているでしょうか?

河内の里はかつて存在していた河内地域の農村を再現しているエリア。そのためでしょうか?このエリアは特にススキの姿が目立っていました。

しかし、よく探してみるとありました。赤く色づくモミジ。

モミジの木があったのは、河内の里内にある木造平屋建ての休憩所「里の家」の裏側でした。

河内の里を越えてどんどん北に進みます。

つり橋が見えてきました。水辺の里の遊戯広場の近くです。遊戯広場は日曜日ということもあって、子供たちが運動会を楽しむかのように遊びまわっていました。ゴールは間もなくです。

こうして北側の広場、(7月と12月を除く)土曜と日祝のみ開いている臨時駐車場まで来ました。駐車料金は画像にある通り、終日同一料金で640円、単車(自動2輪車)は、無料とのこと。

公園南側にある通常の駐車場と料金は同じです。ちなみに南側の通常の駐車場は、事前予約で平日のみ大型車も停められます。料金は2,100円。

錦織公園の北出口まで来ました。最後に見つけたモミジが、赤く映えています。

このモミジはちょうどピーク。でもご安心ください。公園を縦断してわかったことは、すべてのモミジがピークではなく、まだ緑色の葉のモミジがあることです。もし忙しくてまだモミジ狩りをしていない人は、ぜひ錦織公園にいってみましょう。

こうして公園の縦断を終えました。世間がクリスマスや正月準備に入る師走・12月になっても、錦織公園ではまだ紅葉が楽しめます。

大阪府営 錦織公園(外部リンク)
住所:大阪府富田林市錦織1560
アクセス:南海高野線 滝谷駅から徒歩20分 金剛駅から徒歩30分
     近鉄長野線 滝谷不動駅から20分
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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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