Yahoo!ニュース

博多ラーメンの原点「赤のれん」が、新たに暖簾を掲げ登場!キレのある醤油ダレと平打ち麵はもちろん健在。

ラーログ/福岡グルメレポートインスタグラマー/グルメライター

JR箱崎駅前に「赤のれん」

JR箱崎駅の西口を出たら目の前になんと「赤のれん」が。2024年7月11日~15日までがプレオープン、7月17日から通常営業のオープンとなるようです。以前は美容室があった場所ですが、気づけば新しいお店に。暖簾には「元祖赤のれん 茂ちゃんラーメン」と掲げられています。
茂という文字は、創業者の〈津田 茂さん〉からでしょうか。お店前に飾られたお花も、本家の〈赤のれん節ちゃんラーメン〉と、野間で暖簾分けしている〈原田製麺〉から贈られています。これはご親族関連の新店でしょうか。
いずれにせよ、駅前に「赤のれん」が登場したことは楽しみ以外の何ものでもありません。

「赤のれん」といえば、創業は1950年頃まで遡り、博多ラーメンの原点のひとつともいわれる名店。現在は〈節ちゃんラーメン〉をはじめ、〈雄ちゃんラーメン〉〈和亭〉〈クーニャンラーメン〉、さらには東京にも展開。ご親族関連だったり、暖簾分けだったりとあるようですが、お馴染みは「キレのある醤油ダレと平打ち麵」ではないでしょうか。以前は箱崎にも〈赤のれん&とん吉〉がありましたが、コロナの時期に閉店してしまったので、またこの箱崎の地に新たにオープンしたのは嬉しい限りです。

メニューはこんな感じ。基本のラーメンにトッピングが選べるラインナップ。そしてサイドは餃子に白飯があります。ちょっと気になるキムチラーメンや温玉ラーメンは、節ちゃんラーメンにもあるメニューですね。

ラーメン

ノーマルのラーメンをいただきました。大きめの丼に茶褐色のスープ。醤油ダレの色合いが出ている感じで、薄っすら浮かぶ脂感は伝統の博多ラーメンの王道スタイル。そこにねぎとメンマにチャーシューのトッピングもまた、赤のれんの仕上がりです。

熱々のスープはとろみも感じながら濃厚さもあります。純豚骨の長時間炊き上げるというスープは、まだオープンしたてのフレッシュさもありますね。これから時が経つほどに、味に深みを増していくのも楽しみです。

塩味の効いたキレのある醬油ダレの味わい。豚骨の風味と相まって、この強めのカエシの味わいこそが赤のれん。濃厚な豚骨の中に、インパクトのある塩味が効いた味わいがクセになるんですね。

その強めのスープを絡めるのが、名物の平打ち麵。これが博多ラーメンの発祥ともいわれる麺です。細めの麺がしっかりとスープを引き上げ、醬油ダレの香りと共に良き食感でスルスルっといただけます。

一枚一枚が厚めに切られたチャーシュー。脂身が柔らかさと良き食感を与えてくれて、お肉の旨味も感じながらボリュームもあり食べ応えあります。

卓上にはゴマやコショウに紅ショウガ、おろしニンニクもあります。餃子用の酢醬油やラー油も置いてあります。このスープにはニンニクが良きアクセントになりますね。

店内は、壁際にカウンター席があり、このようにテーブル席もあります。木目調で揃えたシンプルな造りで、綺麗なお店ですね。
博多ラーメンの源流のひとつ、「赤のれん」が箱崎に新たに登場したことは、福岡市の東区民には嬉しいニュースではないでしょうか。駅前すぐの好立地、意外にラーメン店が少ないエリアですから、楽しみな新店がまたひとつですね。

赤のれん 茂ちゃんラーメン

住所:福岡県福岡市東区箱崎1丁目7-43
営業時間:11時00分~15時00分
     17時00分~22時00分
定休日:不定休
アクセス:箱崎駅より徒歩1分
駐車場:近隣有料

インスタグラマー/グルメライター

福岡のラーメンインスタグラマー&グルメブロガー/KBCテレビ「高校生のじかん」出演中/一日一麺をモットーに年間400杯以上のラーメンを食すラーメンマニア/日々孤独に麺活を続ける〈博多のススリスト〉/【 name:Hiroyuki Kikai】/ 福岡の美味しいラーメンを全国に広めたいという思いと、あなたの行きたいお店を見つけるお手伝い。ラーメン以外も、食の宝庫と呼ばれる福岡グルメもご紹介。美味しいメニューをお届けします。ぜひあなたのお店選びのご参考に。instagramもラーログで検索してみてね!

ラーログ/福岡グルメレポートの最近の記事