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唯一無二の超濃厚ラーメンが遂に博多へ登場。十割を超える〈どろ〉と呼ばれる高濃度のとろとろ豚骨スープ。

ラーログ/福岡グルメレポートインスタグラマー/グルメライター

北九州の老舗名店

北九州発、創業昭和21年という長い歴史を持ち、濃厚豚骨スープが名物の「ぎょらん亭」。「食べログ「ラーメン百名店 WEST 2017・2018」では「北九州ラーメン部門」第一位に輝くなど、名実ともに北九州を代表する名店。その「ぎょらん亭」の本家が遂に博多の中心地、大名の街へ登場。2024年9月25日にグランドオープンした待望の新店です。

場所的には福岡市交通局すぐそば、以前に〈チャオチャオ餃子〉があった場所ですが、店内外完全リニューアル。白木をそのまま使っている店内は、新鮮さとシンプルなモダンさが漂います。入口すぐに食券機があり、そこから長いカウンター席。奥にもスペースがあり席があるようです。

どろラーメン

この「ぎょらん亭」の高濃度豚骨スープ、「どろラーメン」を味わえるのが嬉しい。実は、薬院にもお店はあるのですが、そこは焼肉屋さんと兼業、〈十割〉や〈二八)はあれど、この「どろラーメン」はメニューにないんですね。国産げんこつを圧力なべで10時間以上炊き上げ、丼に注ぐ直前にミキシングするという、これぞ「ぎょらん亭」のオリジナル泡系ラーメン。

純白の泡で埋め尽くされた超濃厚豚骨泡系ラーメン。これを実現できるのは、こってりな「ド豚骨」で名を馳せるこのお店ならでは。ネギとキクラゲ、そこに厚切りチャーシューの存在感があります。そして真ん中には背脂もトッピングされ、これを混ぜ合わせると、さらに奥深いスープの味わいに。

高濃度のスープはとろとろで、サラリとは程遠い。それが口に含むと、豚骨の風味がグッと広がりながらもまろやか。濃いめながら甘みを感じ、重厚な味わいは臭みや重さは全くなく、泡立つ口当たりがクリーミィで心地よい。

とろりとしたスープにあわせるのは、中太サイズのストレート麵。モチっとした食感の中にコシがあり、超濃厚豚骨スープを巻き上げながら、麺とスープの味わいが見事にマッチしています。これは独特の美味しさを持ち合わせた一杯です。

ライス&餃子(3ヶ)セット

セットメニューも、明太子丼やライスに餃子、チャーハンなんかもあります。やはり博多の中心部、観光で訪れた方には、博多名物の明太子丼は魅力ですよね。しかしここは、ライスと餃子のセットで。

こんがりと焼きあがり、一口サイズよりは大きめの餃子。薄めの皮でパリッと焼きあがり、たっぷりと詰められた餡がとってもジューシー。これはつい、ビールを飲みたくなる仕上がりですね。

卓上にある辛子高菜も嬉しい。これがまた美味しいんです。注意と書かれる激辛仕上げ。辛さの刺激と味わいが絶妙です。これは辛いの好きにはたまらない。

この辛子高菜があるので、ライスセットをチョイスしました。オンザライスで白ごはんの美味しさが何倍にもなります。だから白ごはんと辛子高菜の組み合わせはやめられない。

卓上にある激辛辛子高菜と紅ショウガ。お好みにあわせていただいて良いですが、前述したとおり、白ごはんと辛子高菜はバッチリですが、「どろラーメン」にはどちらも必要ないかも。それだけインパクトある味わいの一杯ですから。

その他、コショウや餃子のタレに辣油などもあります。

天神大名エリアで、〈どろ〉に〈十割〉という純豚骨の濃厚スープという「ぎょらん亭」の名物の味を楽しめる。訪れやすい好立地に名店の味があるのは嬉しい。さらには鳥清湯と豚骨の〈五割〉という昔懐かしラーメンもあります。長い歴史を持ち、愛され続けた北九州を代表するラーメン。これは、間違いなく味わう価値のある一杯です。

ぎょらん亭 大名店

住所:福岡県福岡市中央区大名2丁目2−57 藤和サンコープ大名 1F

営業時間:11時00分~2時00分

定休日:無休

アクセス:赤坂駅より徒歩3分

駐車場:近隣有料

インスタグラマー/グルメライター

福岡のラーメンインスタグラマー&グルメブロガー/KBCテレビ「高校生のじかん」出演中/一日一麺をモットーに年間400杯以上のラーメンを食すラーメンマニア/日々孤独に麺活を続ける〈博多のススリスト〉/【 name:Hiroyuki Kikai】/ 福岡の美味しいラーメンを全国に広めたいという思いと、あなたの行きたいお店を見つけるお手伝い。ラーメン以外も、食の宝庫と呼ばれる福岡グルメもご紹介。美味しいメニューをお届けします。ぜひあなたのお店選びのご参考に。instagramもラーログで検索してみてね!

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