【意外とやりがち⁈残念なほめ方、しかり方】賢い人の上手な伝え方も合わせて解説!
こんにちは、読書家・はるママです。
今回は、意外とやりがちな「残念なほめ方・しかり方」をテーマにお話しします。賢い人の上手な伝え方も合わせて解説しますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
1.「100点満点、スゴイね」は残念
あなたは人からほめられたとき、いつも素直に喜べますか?ほめられ方によっては、あまり嬉しく思わないこともありますよね。
たとえば私の場合、「その服、ステキね」と言われるより、「服を選ぶセンスがステキね」とほめられるほうが、嬉しく感じます。実は、人をほめるときに効果的な「ほめポイント」があるのです。そこにヒットするかしないかで、相手の嬉しさの度合いが変わってきます。
目に見えている結果の奥には、その行動の動機となった信念や価値観があるはず。そうした目には見えない信念や価値観をほめると、「この人はわかってくれている」と感じられ、相手は素直に喜ぶことができるのです。
そういう意味で、「100点満点、スゴイね」は残念なほめ方と言えるでしょう。だって、毎回テストで100点を取るのが当たり前の子と、ずっと50点だったけど、がむしゃらに勉強してやっと100点を取った子では、別の信念があるはずです。
前者なら「学びを継続する姿勢がさすがだね」がいいかもしれないし、後者なら「あきらめずによく頑張ったね」という言葉が心に響くかもしれません。
目に見えている結果をもたらしたのは、どういった信念なのかをよく考えて、相手に喜ばれる言葉をプレゼントしたいものですね。
2.「緊張感がない」は傷つける
しかるときは、ほめるときとは逆に、目に見えていることだけに注目します。なぜなら、「緊張感がない」「注意力が足りない」といった目には見えない内面や能力を指摘すると、相手を傷つけてしまうからです。
「しかるのは相手のためだから、傷つくのはしょうがない」と、あなたは考えるかもしれません。だけど、傷つき委縮した相手が、あなたの意図を正確にくみ取って、ポジティブに改善していく姿を想像できますか?
そもそもしかる目的は、「相手の望ましくない行動を改善すること」であって、「相手の人格を変えること」ではありませんよね。それならば、しかるときに大切なのは、「事実」としての具体的な行動や、その行動を引き起こした「環境」に焦点をあてることです。
たとえば、部下が仕事で失敗したときには、「行動面の問題」と「環境面の問題」を伝えたうえで、「次はどうしたらいいと思う?」と問いかけてみてはどうでしょう?しかることによって、相手が自分で考えるようになり、成長してくれたらいいですよね。
3.相手のことをわかろうとしよう
自分では伝えたつもりになっていても、相手がわかっていなければ、本当の意味で伝えたことにはなりませんよね。自分の真意を伝えるためには、相手にとってわかりやすく受け入れられる言葉を選ぶことが大切。
何かを伝えるとき、多くの人は「相手にわからせよう」という気持ちで話をします。賢い人は「まずは自分が相手のことをわかろう」と考えるのです。
「どんな言葉を使ったら理解してもらえて、相手の心を動かすことができるのか」ということを、常にその人の立場に立って考える習慣が、賢い人の上手な伝え方の土台です。ぜひ見習いたいですね。
まとめ
私はこれらのことを、深谷百合子さんの著書「賢い人のとにかく伝わる説明100式」を読んで学びました。今回ご紹介した他にも、自分の真意を上手に伝えるヒントが満載です。もっと詳しく知りたい方は、是非お手に取ってご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます
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【参考文献】
「賢い人のとにかく伝わる説明100式」
深谷百合子・著 かんき出版
この本に出会えたこと、感謝しています
※読書レビューにおいて、かんき出版様に書籍を提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。