【川越市】2024年|春の風物詩『桜舟』が今年も運行!舟上から眺める桜と菜の花の競演が見どころ!
春の風物詩『桜舟』が今年も新河岸川のほとりを運行します。今年の見どころは、新河岸川から眺めるピンクの桜と色鮮やかな菜の花との美しい競演。今回は、『桜舟』の詳細や菜の花の絶景にまつわる逸話をご紹介します。
春の風物詩『桜舟』とは?
新河岸川の桜の絶景を、船頭が操る舟に乗って水上から優雅に楽しめる『桜舟』。舟の乗り場は、田谷橋付近の船着場。事前に乗船券を購入しなくても当日並んで舟に乗ることができます。
この桜舟を運営しているのは、春まつりのイベント「春の舟遊」の船頭でもある本山さん。川越市内で、リフォーム会社を経営しており、もともと舟は自身の趣味で制作していたんだとか。
「舟を作った最初のきっかけは、自身の道楽、花見のためなんです」と笑いながら語る本山さん。
その後、会社の顧客を舟遊びに招待するようになり、新河岸川で桜舟を運行し始めると、花見客から舟に乗せて欲しいと要望が殺到。一般のお客さんも舟が空いている時は『桜舟』に乗舟できるようになりました。
今では、『桜舟』は川越の春の風物詩となり、花見客に親しまれています。
現在、舟はニ艘体制。一緒に『桜舟』を運行する娘さんをはじめ、数人の船頭が舵をとりながら、舟上から桜の絶景を案内してくれます。父親譲りの気っぷの良い娘さんの船頭やガイドも、見どころの一つです。
◆桜舟(さくらぶね)の詳細◆
場所:氷川神社裏の新河岸川
乗り場:田谷橋の手前の船着場
乗舟方法:当日、並んで乗舟が可能
開催期間:桜が散るまで
料金:
ショートコース
(約15分) 500円
ロングコース
(約30分)1,000円
※天候や都合により運行は不定休
※予約は受け付けておらず、当日並んでの乗舟となります。
※公式HPなし
おもてなしの心が作った菜の花の絶景
今年の新河岸川の川沿いは、例年より菜の花が多くなっていることに気づきます。実は、これも本山さんの会社が毎年、地道に菜の花を植えてくれた努力の賜物なんです。
桜と一緒に楽しめればと願いを込めて、毎年植えていた菜の花ですが、天候による川の増水等で、中々根付かなかったそうです。
それでも、毎年10月頃から仕事の合間に、社員総出で土の耕しから種植え、肥料管理まで、ボランティアで活動を続けてきました。
その努力のおかげで、今年は色鮮やかな菜の花が根付き、桜と菜の花の競演が楽しめるようになりました。
おもてなしの心が、この美しい菜の花の絶景を作ってくれたんですね。
本山企画の皆さん、ありがとうございます!これからも毎年バージョンアップしていく絶景にぜひ、注目したいですね。
桜の名所で知られている氷川神社裏の新河岸川では、桜が見頃を迎えています。春まつりのプレイベントである「春の舟遊」の乗船券は、即完売するほどの人気だったそう。
「春の舟遊」に乗舟できなかった人は、チャンス!ぜひ「桜舟」で水辺から桜の絶景を楽しんでみませんか?
川越は本当に素晴らしい所だと改めて絶景が教えてくれるでしょう。