【2024下半期 NEWSなベスコス~スキンケア編】わかりやすく“効き目”をアピールしたコスメが躍進
2024下半期のスキンケアで存在感を放っていたのが、どのように肌に効くか、という“効き目”をわかりやすく訴求していた商品でした。なかでも、注目を集めたベストな3アイテムを紹介します。
”倍速“という表現でスピーディな効果感をうたった「エリクシールの倍速美容液」
発売前から“倍速美容液”というキャッチコピーで大々的にアピールしていたエリクシールの美容液「ザ セラム aa」。発売10日時点で、累計出荷本数52万本を突破して大ヒットしています。
資生堂が肌改善薬剤として活用していた高機能成分「コアキシマイド」を約2倍速くリリースする技術を搭載したことから、使って3日目に効き目を得られることをアピール!
しかも、さまざまな肌悩みにきく「コアキシマイド」に加え、21種の美容成分をてんこ盛りにしたことで、資生堂のスター成分を結集させた仕上がりに。肌深部からうるおいを満たしていく技術も高評価です。
商品名に“深夜浸透”を採用したセンスに拍手! 「ソフィーナiPのナイトクリーム」
今シーズンは睡眠美容、夜間美容など夜用ケアアイテムが豊作でした。そのなかでも頭ひとつ抜けていたのがソフィーナ iPの保湿クリーム「ゴールデンタイムリペア 深夜浸透クリーム」です。
商品名を読み解くと「肌のゴールデンタイムである深夜に成分が浸透して、ダメージをリペアするクリーム」となり、効き方がそのまま商品名になっているのが見事。事実、セラミドケア成分とアミノ酸の複合成分が角層細胞まで浸透することで、翌朝には他のナイトクリームにはない、しっとりとした保湿実感を得られます。
しかも、ツノが立つほど濃密なテクスチャーなのに、ぐんぐん浸透するので枕など寝具に付着することも無し。ソフィーナ iPらしい繊細な配慮も好印象です。
“日本で唯一の、うるおい改善美容液”で注目を集めた「ONE BY KOSEの導入美容液」
日本初のうるおい改善有効成分である「ライスパワーNo.11」を配合したことで、うるおいを与えるだけではなく“蓄えていく”という、別格の保湿力を得られることが話題を呼んだ美容液。
肌のうるおいを隙間なく満たす成分、「アセチルアミノ酸」とのあわせ技で、全方位的なうるおいケアを実現しています。また、洗顔後使うタイプなので、「乾燥や加齢などでうるおいが入っていかない」という悩みにもマッチ。
肌の乾燥で悩む若年層からエイジングケアまで、さまざまな世代から愛された逸品として定着しそうです。
数多く発売されるスキンケアのなか、注目を集めたコスメは、最新の技術で「スピーディな効き目」を訴求しながらも、「商品コンセプトのわかりやすさ」、「マルチな肌効果」を得られるものでした。
以前よりも目もとケアなどのパーツケアやボディケアなど、お手入れを行う部位が増えるなか、「いかに少ない手順で、高い肌効果を得られるか」がフェイスケアの評価基準になっているのでしょう。