非日常を楽しむ!クロモジのアロマウォーター「森の香りづくりワークショップ」@YAU【安曇野市】
以前紹介した、アウトドアショップ「YAU Azumino Outdoor Gear & Equipment」にて、素敵なワークショップが開催されているので、訪れてきました。
ワークショップは、「森の香りづくりワークショップ」です。
徳山みやびさんは、愛知県を拠点に活動をする森と街をつなぐ人|フォレストディレクターさん。
どんな出会いがあるのか楽しみです。
今回は、「森の香りづくりワークショップ」をリポートしていきます。
「森の香りづくりワークショップ」@YAU
6月にオープンしたばかりのアウトドアショップ「YAU Azumino Outdoor Gear & Equipment」さんで、素敵なワークショップが開催されていたので、参加してきました。
「森の香りづくりワークショップ」です。
開催場所はこちらの中2階。
ワクワクして訪れると、すでにいい香りが漂う空間が広がっていました。
蒸留の道具も持ってきてくださってます。
今回は、クロモジを使った森の香りづくりワークショップです。
クロモジはアロマとしても人気の香り。
今回は、クロモジを蒸留してフローラルウォーターを作ります。
ワークショップスタート
ワークショップの流れをお伝えくださり、早速ワークショップがスタート。
はじめにクロモジについてお話をしてくれました。
クロモジは、九州の山岳地帯や本州、北海道などの日本各地にある木だそう。
古くから香木として知られていたそうです。
クロモジのつまようじが作られているので耳にしたことがある方もいるでしょうか。
千利休が秀吉に和菓子を出すときに使われたと記述も残っているそうですよ。
はなしが盛り上がり、楽しかったです。
作業に入るために、クロモジを乾燥させた木を持ってきてくださいました。
クロモジは、木の部分も葉の部分も香りがします。
まずは、木を手で折り裂いて香りを楽しみました。
次に葉っぱの部分も香ります。
少しずつ違う香り。
どちらもとても良い香りです。
さぁ、あとはお話をしながら、木を折り裂いたり、葉っぱを取ったりを続けていきます。
もちろん取りながら、香りも楽しみました。
木を裂くのは、裂いた面が広い方が香りが出てくるから。
ハサミで切るより、手で裂いた方が良いそうです。
今度は小さくした木々と葉っぱを蒸留する容器に入れていきます。
みんなで話しながら準備。
他の参加者さんと、いろんなお話ができて楽しかったです。
まずは火に近い方に木を入れていきます。
この方が香りが抽出されやすいそうです。
その上に葉っぱと残りの小枝たちも入れます。
みんなが頑張ったおかげで、十分な量となりました。
横から見るとこんな感じです。
葉っぱも十分に量がありますね。
みやびさんが早速蒸留のセットをしてくれます。
温まった蒸気が冷水の中の管を通って、蒸留水が流れてきます。
蒸留の様子を見ながら、クロモジのお茶を用意してくださいました。
こちらは、有機栽培のほうじ茶と合わさった「森ノ茶 - クロモジほうじ茶 -」です。
愛知県北設楽郡設楽町のクロモジの枝葉をつかって、愛知県新城市の鈴木製茶さんが手がけてくれたお茶だそうです。
ほうじ茶の後から香るクロモジの香り。
今回は冷茶です。
キャンプの朝に飲んで欲しいとおしゃってましたよ。
もちろんYAUさんでも販売されています。
お茶をいただきながら、「この辺りにもどこかクロモジ咲いてないのかな〜」と、ワイワイと話していたら、あっという間にできあがりです。
蒸留した後の香りも嗅がせてくれました。
はじめに感じたものより、甘い香り。
蒸留したものも、空気に触れさせるとまた香りが変わるそうです。
最後は、容器に入れて出来上がり。
2〜3週間は持つそうです。
どこにかけようかな〜。寝る前にかけたり、車の中にも良さそうです。
最後にも、みんなで話したり、写真を取ったりと賑やかな会でした。
みやびさんは、長野も大好きです。また来たい!と話してくださいました。
いつもは長野市などに訪れることが多いそうですが、ぜひ中信でも活動をして欲しいですね。
「森の香りづくりワークショップ」に参加
みやびさんは、蒸留するのが好きで、以前から自分で森の香りを楽しんでいたそう。
山間部では用がなく伐採されていたクロモジを、香木として使えるようにしたとおしゃっていました。
森の木々と出会いながら、もっと森をみんなに知ってもらいたいと、活動されています。
庭や森に生えている何気ない草花が日々を彩る香りとなる。
そんなお話を聞きながら、草木についてもっと知りたいと思うようになりました。