冬物はしまって大丈夫です 週末は半袖の出番か
冬の寒さから初夏の陽気へ
東京は4月とは思えない寒さが続いています。4日(月)も9.8度までしか上がらず、真冬の寒さになりました。通常、寒の戻りは必ずありますので、4月に寒くなるのは珍しいことではありません。ただ、寒の戻りは、いつもですと、1日で終わるのに対し、ことしは、季節外れの寒さが4日間も続いています。東京で4月に15度以下の日が4日間も続いたのは15年ぶりのことです。下層から中層に寒気が流れ込んだことと、湿った空気が流れ込み、日ざしが乏しかったことが原因です。
ただ、5日(火)以降はようやく春本番の暖かさになり、今週末は初夏の陽気になりそうです。9日(土)から10日(日)は25度前後まで上がり、関東から西はことしはじめて夏日になる所もあるでしょう。
広範囲で暖気に覆われる
上図は今週末から来週にかけての上空の気温です。黄色からピンク色が平年よりも気温が高いことを表します。北米に寒気が流れ込んでいる一方で、日本付近からヨーロッパにかけては暖気に覆われています。これだけ広範囲に暖気があるということは、暖かさが続くことを示しています。
1か月予報でも平年並みか高い予想で、ここにきて季節の進み方が早くなりそうです。
冬物はしまって大丈夫 そろそろ半袖の準備を
3月以降、何度も寒の戻りがあり、その度に冬物を引っ張り出して着ていましたが、ようやく、完全に冬物をしまう時期がきました。この先は、冬と春の空気を分ける寒帯前線ジェット気流が北緯40度より北を流れているため、寒気が流れ込まない場が続く予想です。もう寒の戻りはないでしょう。関東から西は、むしろ、半袖の準備をした方が良いかもしれません。特に、お子さんは暑がりの子が多いので、半袖で通学したいと感じるかもしれません。ただ、朝晩は昼よりも10度くらい気温が低いので、薄手のカーディガン、パーカーなど、脱ぎ着のしやすい服で調節すると良さそうです。