韓国サッカーKリーグの国内選手の年俸1位はGK!?一体いくらもらっているのか?
韓国プロサッカー連盟が30日、「2024 Kリーグクラブ別 年俸現況」を発表し、国内選手の中で最も年俸が高かったのは蔚山現代GKのチョ・ヒョヌだった。金額は14億9000万ウォン(約1億5900万円)。
チョ・ヒョヌは今季のKリーグ1でMVPに選出。クラブ史上初のリーグ3連覇への貢献度、長らく韓国代表にも選出されていることから、納得の年俸額と言える。ちなみにGKがMVPを受賞するのは、水原三星ブルーウィングスGKだったイ・ウンジェ以来、16年ぶりのこと。
その次に高かったのは元Jリーガーのキム・ヨングォン(蔚山現代、14億5000万ウォン=約1億5500万円)。次いでム・ジンス(全北現代、13億7000万ウォン=約1億4600万ウォン)、イ・スンウ(全北現代、13億5000万ウォン=約1億4400万円)、パク・ジンソプ(全北現代、11億7000万ウォン=約1億2500万ウォン)が続いた。
この年俸額は基本給と各種手当を含んだもの。手当の内容は「出場手当、勝利手当、攻撃ポイント手当及びその他のオプションなど」となっている。
外国人選手の年俸トップは元イングランド代表のリンガード
ちなみに外国人選手の年俸1位は、FCソウルのリンガードで18億2000万ウォン(約1億9400万円)だった。元イングランド代表のリンガードは、昨年6月にノッティンガム・フォレストを退団後、今季からKリーグのFCソウルに加入。26試合6ゴール、3アシストとまずまずの結果を残した。
次いで大邱FCのセジーニャが17億3000万ウォン(約1億8500万円)、仁川ユナイテッドのムゴシャが15億4000万ウォン(約1億6400万円)、同じく仁川のジェルソが14億4000万ウォン(約1億5400万円)と続いた。
Kリーグ1部の1人当たりの平均年俸は約3266万円
また、Kリーグ1でプレーする選手1人当たりの平均年俸は3億499万5000ウォン(約3266万円)で、国内選手の1人当たりの平均年俸は2億3519万8000ウォン(約2518万円)、外国人選手は7億9398万1000ウォン(約8500万円)となっている。
“助っ人”でもある外国人選手の年俸のほうが、国内選手より高いのはある意味、当然なのかもしれないが、平均で約6000万円もの差があるのも驚きだ。
2024年シーズンをKリーグ1部の蔚山現代でプレーした元日本代表の江坂任(来季からファジアーノ岡山)、大邱FC所属の吉野恭平などの日本人選手もいるが、もちろん“外国人”なので、それなりの年俸額が提示されているはずだ。
そう考えれば、Jリーガーの中から海外挑戦を韓国のKリーグを選択肢の一つに入れても条件的には悪くないのではないだろうか。