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【ルール違反】犬は立ち入り禁止の公園→1台の車が近づいて起こった出来事

樫山ひか漫画家/イラストレーター

オランダ在住のひかさん。犬の散歩コースで「犬進入禁止エリア」で遊んでる人をみかけました。

オランダの散歩コースや公園、森では、「犬の世界」と「人間の世界」が明確に区別されています。

「犬がリードなしで自由に走り回れる公園や森」があり、そうした環境が整っているため、日本でいう「ドッグラン」は存在しません。一方で、「犬の立ち入りが禁止されている公園」や、「リードに繋いでいれば立ち入りが許可される公園」もあります。そのため、犬が苦手な人は「ノーリードエリア」の公園には近づきません。これらのエリアは標識で細かく区画されており、オランダ語が分からなくても、イラストで簡単に理解できるようになっています。

ひかさんが見かけた公園は、「進入禁止エリア」に指定されていました。公園一面に広がる芝生は人のためのもので、休日のバーベキューなどで賑わう場所です。そこに1台の車が近づいてきた時、ひかさんは「車の進入も禁止されているはずだ」と思ったのですが、その車両は「国家執行組織」のものでした。見た目はパトカーとは少し異なりますが、「執行組織」の名前が入った車両で、一目で「罰金徴収車両」とわかります。

結局、この飼い主は罰金を支払うことになってしまったようです。進入禁止エリアに犬を連れて入った場合の罰金額は100ユーロ(日本円で約17,000円)です。1回目は警告で終わる場合もありますが、厳格に取り締まる担当者に出会った場合、しっかりと罰金が徴収されます。そのため、犬の飼い主たちは「ノーリード」や「進入禁止」のルールを守り、「犬の世界」と「人の世界」を上手に共存させています。

漫画家/イラストレーター

オランダ在住のエッセイ漫画家。日本人夫婦目線によるオランダでの日常生活や海外で出会ったネタなどをクスっと笑える漫画で紹介。ライブドア公式ブロガー。ブログ、Twitter、インスタで毎日漫画を更新中!

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