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全勝対決のゴング間近! 両者がベガス入り

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
Esther Lin/SHOWTIME

 今週末に雌雄を決するジャーボンテイ・デービスとライアン・ガルシアが昨夜、会場となるラスベガス入りした。

 3階級を制し、数々のアリーナをソールドアウトさせてきたデービスは、開口一番、「ガルシアが準備不足なら、早い回でKOするかもしれない」と述べた。そして、繋げた。

 「この一戦に全てを懸けている。フロイド・メイウェザー・ジュニアをはじめ、トップクラスの選手たちがラスベガスで戦うのを見てきた。これこそが最高級なんだ。準備はバッチリだよ。

 俺の目標は世界タイトルを獲ることだった。まさかラスベガスで、こんなビッグファイトをやれるとは思わなかった。夢のような話さ。絶対に仲間をがっかりさせないよ。是非、楽しみに見てほしい。見逃さないでくれよ。ガルシアが準備万端であることを願っている。そうでなければ、早めに終わるだろうな」

Esther Lin/SHOWTIME
Esther Lin/SHOWTIME

 南カリフォルニア出身の人気者であるガルシアは、常に自信満々だ。彼も早いラウンドでのKO勝ちを宣言し、この地点に到達したことへの感謝の気持ちも示した。

 ガルシアはも言った。

 「ラスベガスは美しい。この光景を目にすると、自分が積み重ねてきたハードワークが蘇る。ジムで何時間も練習してきた。今、自分が味わっているこの瞬間に対して、ただただ感謝の思いだ。

 デービスとのファイトは、ファンが本当に見たいものだ。それを実現させたことに、この上ない喜びを感じる。この試合は瞬く間に終わってしまうだろう。誰もがショックを受け、言葉も出なくなるぜ」

 女神が微笑むのはどちらか。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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