ベイトリールを長持ちさせるために気をつけたい禁止行為4選【初心者向け】
こんにちは、バス釣りブロガーのikahimeです。
今回は、愛用のベイトリールを長く使うために気を付けるべきポイントをまとめました。
よくやりがちな行為が、リールの寿命を縮めているかもしれません。
サムレストにルアーを引っかける
サムレストにルアーを引っかける。裏側がメタメタに傷つきます。
ここに傷がつくことによって不具合は起こりませんが、塗装が痛みます。
サムレストはメインフレームと一体化しているモデルがほとんどなので、部品交換によって直せません。(一部のモデル除く)
ではどこに引っ掛けるのがベストなのか。これについては諸説あります。
主にフックキーパー派とバッドガイド派に分かれるのではないでしょうか。
フックキーパー
フックキーパーはFuji工業からリリースされているものを使っています。ダウンショットリグからビッグベイトまでルアーの種類を問わず引っ掛けることが可能。
フックキーパーの弱点は、取り付け場所によってはキャスト中に膨らんだラインが絡んでしまうことです。
その場合、リールより下にフックキーパーを付けると引っかかりません。
ロッドによっては、標準でフックキーパーが付いているモデルもあります。
バッドガイド
バットガイド(一番リール側のガイド)に引っ掛ける方法です。
ガイドリングに使われるSiCは超硬素材です。ちょっとやそっとでは傷が付かないため、フックを引っ掛けても全く問題ありません。
SiCリングはダイヤモンドでしか削れないほど硬度が高い素材で、たとえ棒ヤスリでゴリゴリしても削ることは不可能。
ただしルアーがロッドブランクスにぶつかってロッドが痛む可能性があります。
そのため、ボートの振動が大きいオフショアではジグホルダーにルアーを入れるのがスマートです。
結局、完璧な方法がない。というのが現状ですね。
スプールの回転中にクラッチを切る
ハンドルを回してスプールを空回転させ、突然クラッチを切る行為。
スプールの回転具合を見たいときによくやってしまいます。
これをやりすぎると「クラッチヨーク」という部品が痛みます。
ベイト フェチさんが素晴らしいサンプル写真をあげてくださっています。
クラッチヨークが痛む理由を説明します。
- 「クラッチヨーク」は赤い矢印で示した黒い樹脂パーツ。
- クラッチを切ったとき、ピニオンギア(写真中央の金色のギア)を青矢印の方向へ押し上げる役割。
→今回の行為を実施すると、高速回転中のピニオンギアとクラッチヨークが接触して削れます。
スプールを空回転させても、リールの性能は分からないのでほどほどにやりましょう。
ドラグをガッツリ閉めたまま保管する
「ドラグをガッツリ閉めたまま保管する」これもよくやってしまいます。
ドラグは、カーボン製のドラグワッシャーが滑ることによって出る仕組み。(真ん中の黒いパーツ)
これを挟む力で摩擦係数を調整しています。
カーボンワッシャーは結構柔らかく、ガチガチに締めたままにすると潰れてしまいます。
だから長期間保存するときはドラグを緩めたい。
次回の釣行でつい閉め忘れてしまいますが、釣行前のルーティーンにしましょう。
もし潰れても、純正部品や社外品に交換すれば修復することが出来ます。
キャスト中にクラッチを戻す(クラッチ返り)
今回ご紹介したなかでも最もやってはいけない重大な禁忌行為が「クラッチ返り」です。
スプールが高回転しているキャスト中にクラッチを繋いでしまうこと。
普通にしていれば起こらないですが、キャスト中にハンドルに触ると起こります。
ギアに多大なる負担がかかり、最悪歯欠けなどのトラブルにつながります。
これはスタジオコンポジットのRC-SC EX PLUS STRONG MIND MODEL 88mm というハンドルに交換しています。
こういったパワー系のデカいハンドル&ハンドルノブに交換すると、キャスト中にうっかり手が当たって、たまにやらかしてしまうんですよね..
リールカスタムはデメリットもあるということです。純正ハンドルならほとんど起こらない事象ですね。
ベイトリールを長く愛用するために
やってしまいがちなベイトリールの扱いについてでした。
どの行為もリールに負担がかかる行為ですので、可能な限りやらないようにしたいですね。
逆にこれらをやらなければ、数年〜数十年に渡って愛用することが可能となります。
お気に入りのリールを長く使えるようにしたいですね。