人生に悩んでいる人へ。ブッダの名言「勝利は憎しみを生む…」英語&和訳(偉人の言葉)
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はブッダ(釈迦)の名言をご紹介します。ブッダ(紀元前566年頃~紀元前486年頃)は古代インドの宗教家で、仏教の創始者として知られています。
今回は人生に悩んでいる人に届けたいブッダの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
人生に悩んでいる人へ。ブッダの名言「勝利は憎しみを生む…」英語&和訳(偉人の言葉)
「勝利は憎しみを生む。敗れた者は痛みの中を生きることになる。平和を愛する者は勝利も敗北も捨て幸せに暮らす」
ブッダ(古代インドの宗教家)
成功も失敗も勝利も敗北も、全ては一時的なもの。競争を続ける限り、そこに心の平安が訪れることもない。
昔スポーツが好きだったのですね。野球、サッカー、大相撲。よく見ていたのですが、最近あまり見なくなったのですね。
応援しているチームが勝つと嬉しいですよね。負けると悔しい。一喜一憂してしまうのですよね。心が休まらない。
諸行無常
仏教ではこの宇宙のことを「有為の世界」と言うそうなのですね。原因と結果のある世界だと。この宇宙で起こる全ての現象にはその原因がある。地位、名誉、財産、成果を求めて努力する。そこには競争がある、勝ち負けがある、対立がある。「有為の世界」とは「迷いの世界」なのだと。
そして、無為とは「平安の世界」。それは原因も結果もない世界。地位、名誉、財産、成果を求めない。そこには競争もなく、勝ち負けもなく、対立もない。
肉体がこの世界を離れることはできない。有為の世界を離れることはできない。せめて意識だけでもそこを抜け出してみる。無為の世界を生きてみる。
2023年のプロ野球、阪神タイガースが38年ぶりの日本一に輝きましたね。2022年はオリックスバファローズが日本一になったのですね。2021年はヤクルトスワローズが日本一になった。
諸行無常。この世の全ては常に変化している。成功も失敗も勝利も敗北も、全ては一時的なものなのだと。今日勝ったからと言って明日も勝てる保証はどこにもない。永遠の勝利などというものは存在しない。あるのは一時的な勝利だけで、競争を続ける限りそこに心の平安が訪れることもない。
自分以外の人とは競わない
英語の力を伸ばそうとするとき、何が必要か。まずは自分を知ることだと思うのですね。何ができて何ができないのか。英語が聞き取れないのであれば発音を改善する。発音が苦手ならネイティブの発音を聞いてそれをまねてみる。
成長とは自分の力を伸ばすことなのですよね。その目は常に自分自身を見つめていなければならない。
誰かと競い合ったところでそれは自分の成長にはつながらない。人が人を見るのはそこから学びを得るためで、その人と競い合うためではない。
けんかとは競い合うことですよね。自分が相手の上に立とうとする。相手を打ち負かそうとする。言い負かそうとする。そこには成長はない。
人が競い合うべきもの、それは自分の過去だけなのだと。自分の過去と向き合ったとき、そこには学びがある。気付きがある。
人生に悩んでいる人へ。「幸せ」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はブッダの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『世界の偉人の名言(鈴木隆矢)』の『ブッダ(釈迦)の名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ブッダの名言を60句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「幸せ」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「幸せな人生を送りたいなら、それをなんらかの目標と結びつけなさい。人や物とではなく」
アルバート・アインシュタイン(ドイツ生まれの理論物理学者)
「いくら悩んでも明日から悲しみが消えることはない。今日から強さが消えるだけである」
コーリー・テン・ブーム(オランダの時計職人)
「幸せとは方角である、場所ではない」
シドニー・J・ハリス(アメリカのジャーナリスト)
お読みいただき、ありがとうございました!