侍ジャパンの「韓国を倒さないと金メダルはない」発言に韓国代表監督は意外と冷静?「気にしていない」
侍ジャパンの稲葉篤紀監督が日本メディアのインタビューに答えた韓国代表についての発言が、韓国でもクローズアップされた。
ライバルの韓国代表について聞かれ、「経験も豊富ですし、配球面も含めて警戒していかないといけない。どのチームも警戒するが、韓国とは非常にいい試合になっていくと思うし、韓国を倒していかないと金メダルはないのかなと感じる」と語った部分だ。
日本が韓国をライバル視する稲葉監督の発言は、しっかりと韓国代表にも届いていた。
20日、韓国代表のキム・ギョンムン監督は母国メディアの囲み取材に応じ、稲葉監督の発言に対してこう答えた。
「インタビューは見た。気にしていない。我々が準備することだけを一生懸命に続けるだけだ」
冷静な発言に留めたのは、まずは1次リーグの相手に集中しなければならないからだ。グループBの韓国は1次リーグで29日にイスラエル、31日にアメリカと対戦する。
どちらも強豪国のため気を引き締めなければ、“日韓戦”を見ることなく終わるかもしれない。
キム監督も「アメリカよりもイスラエルの戦力が落ちるが、野球は(結果がどうなるか)まったくわからない。初戦は先制点を奪ってスタートしなければならない」と意気込む。
いずれにしても日本がライバル視するのであれば、そこには韓国も真っ向勝負で挑むはず。コロナ禍の東京五輪は開幕前から殺伐とした雰囲気だが、個人的にはネガティブな雰囲気を吹き飛ばす起爆剤がほしい。
そのためにもこれまでも熱い戦いを見せてくれた“日韓戦”の実現を期待したいところだ。